日本のインテリジェンス工作―陸軍中野学校、731部隊、小野寺信

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日本のインテリジェンス工作―陸軍中野学校、731部隊、小野寺信

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788514997
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C1031

出版社内容情報

◆インテリジェンス・リテラシーを高めるために!

 平和憲法下、日本は軍備を放棄し、戦争をしない国になったはずでしたが、最近、集団的自衛権を容認する「安保法案」なるものが成立し、中国・北朝鮮の強硬姿勢などと相まって、戦争が現実味を帯びてきています。多くの犠牲をはらって得られた「平和」を死守するためにも、戦争とは何か、どのようにして起こり、いかに行なわれるのか、その現実を知らざるを得ません。

 本書は、なかでも日本人が見落としてきた、戦争における「情報」の役割に焦点を当てて、宣伝・諜報・謀略などのインテリジェンス活動の歴史を振り返ったものです。

 陸軍中野学校、特務機関、731部隊、満洲国の宣撫活動、ラジオやチラシによるプロパガンダなどが、著者の見つけた一次資料をもとに分析されます。最悪の事態を避けるためにも、我々はインテリジェンス・リテラシーを高めるべきでしょう。

日本のインテリジェンス工作 目次

本書を読まれる前に



? 総論



第一章 陸軍中野学校創立期の工作目標



第二章 アメリカによる日本インテリジェンス機関の分析

 1 アメリカの日本関係資料の収集と公開

 2 文書の作成機関

 3 インテリジェンス機関の分析と評価のポイント

 4 日本のインテリジェンス機関の研究



第三章 オーストラリアによる日本陸軍インテリジェンス機関の分析



? 対中



第四章 「帝国」を担いだメディア

 1 メディアと「帝国」

 2 新聞に見るメディア統制と「帝国」への同調

 3 満鉄、「満洲国」に見るメディア利用の宣伝・宣撫工作

 4 満洲、本土での欧米「学知」のしたたかな吸収

 5 「帝国」を担いだメディア人と学知



第五章 日本軍のメディア戦術・戦略―中国戦線を中心に

 1 満洲事変までの「新聞操縦」

 2 日中戦争勃発とメディアの積極活用

 3 汪政権の正当性獲得のための宣伝工作

 4 中国共産党撲滅のための宣撫活動

 5 メディア戦術・戦略の成果と失敗



第六章 『宣撫月報』とは何か



第七章 満洲における日本のラジオ戦略

 1 戦争プロパガンダとしてのラジオ

 2 新京中央放送局を軸とした放送活動



? 対ソ



第八章 対ソ・インテリジェンス機関としての731部隊の謎



第九章 北欧の日本陸軍武官室の対ソ・インテリジェンス工作

    ―小野寺信のアメリカ側への供述書

 1 小野寺供述書の要約

 2 SSUによる小野寺供述の評価とまとめ



あとがき



初出一覧

事項索引

人名索引

装幀―難波園子

山本 武利[ヤマモト タケトシ]

内容説明

著者発掘の一次資料による歴史解明!陸軍中野学校とは何だったのか?中野学校出身者はそこで何を学び、戦地でどのような役割を果たしたのか。満洲国、731部隊、南京虐殺から太平洋戦争までを、諜報・宣伝の観点から見直し、近代戦におけるインテリジェンスのもつ意味を明らかにする。

目次

1 総論(陸軍中野学校創立期の工作目標;オーストラリアによる日本陸軍インテリジェンス機関の分析)
2 対中(「帝国」を担いだメディア;日本軍のメディア戦術・戦略―中国戦線を中心に;『宣撫月報』とは何か;満洲における日本のラジオ戦略)
3 対ソ(対ソ・インテリジェンス機関としての731部隊の謎;北欧の日本陸軍武官室の対ソ・インテリジェンス工作―小野寺信のアメリカ側への供述書)

著者等紹介

山本武利[ヤマモトタケトシ]
1940年愛媛県生まれ。一橋大学商学部卒業後、同大学院社会学研究科で歴史学、社会心理学を学ぶ。早稲田大学名誉教授、一橋大学名誉教授。現在、「20世紀メディア情報データベース」を運営するNPO法人インテリジェンス研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

転天堂

1
戦前日本のインテリジェンスについての勉強。著者が色々な所で発表した論考をまとめたちめ、やや内容に統一感がないが、一次資料を渉猟した研究成果として、大変参考になった。2023/09/19

numainu

1
評価D2017/10/05

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