日本の心理療法 身体篇

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日本の心理療法 身体篇

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  • サイズ A5判/ページ数 224,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788514942
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

◆「日本の心理療法シリーズ」第3回配本

 「日本の心理療法シリーズ」第3回配本は「身体篇」と題し、心の癒しに関わる身体接触に焦点を当てました。西洋では挨拶場面での握手やハグなど身体接触は日常的ですが、日本人にはあまり馴染みなく、一般的なカウンセリング場面においてはむしろ禁忌ともいえる扱いです。本篇は、そのような文化的背景を持つ日本において実践され受け入れられている、身体性と深く関わるセラピーを四つ取り上げました。動作法、和太鼓演奏、歩き遍路、気功が登場し、それらが癒しをもたらす仕組みと理由が解説・考察されます。

日本の心理療法 身体篇 目次

はじめに(各篇共通)





身体篇――わたしの自然をもとめて



第一章 臨床動作法と日本的心理療法  鶴 光代

日本で生まれた臨床動作法、その誕生と展開

 ●催眠法による脳性まひのひとの動きの改善 ●「動作」の概念と動作訓練

 ●自閉や多動の子どもへの動作訓練法の適用 ●「動作法」という概念の創出

 ●心理療法としての動作法 ●臨床動作法適用の広がりにみる日本的心理療法

 ●心理リハビリテイションとしての展開 ●心理リハビリテイションと日本人の心性

臨床動作法の技法――型から入り型から出る

 ●体験治療論と課題努力法 ●臨床動作法の考え方 ●動作療法の実際

 ●援助過程にみる型

日本文化にみる型と臨床動作法の型

 ●型について ●世阿弥にみる型 ●「守・破・離」について ●臨床動作法における型



第二章  和太鼓演奏における身体の体験

   ――皮膚感覚・運動感覚・深部感覚の心理臨床学的有用性  清源友香奈

はじめに

和太鼓演奏における身体の体験

 ●皮膚感覚の体験と体験の心理臨床学的有用性 ●運動感覚の体験と体験の心理臨床学的有用性

能動的でない運動感覚の体験について

 ●体性感覚の体験

自分で演奏するということの意味

体性感覚の体験の心理臨床学的有用性

 ●深部感覚の体験

身体の捉え方と身体感覚の位置づけ

深部感覚の体験の心理臨床学的有用性

語りとバウム

実存的身体心像――バウムの重さという視点

まとめ――身体感覚の心理臨床学的有用性

おわりに



第三章  歩き遍路の身体性――心理臨床への道程  北村香織

はじめに

遍路とはなにか

遍路の今昔

 ●癒しの時代

昨今のお遍路事情

歩き遍路の心理療法性

 ●日本的心理療法の特徴について ●身体とのつながり ●歩き遍路の身体性

 ●自然(しぜん/じねん)とのつながり ●人とのつながり

身体を生きる心理臨床

おわりに



第四章  気と身体――気のせいか、気のおかげか  濱野清志

はじめに

臨床心理学とは何か――一人称の科学の視点

イメージ体験としての気

私の身体について

気功からみた私の身体――鬆静自然

内丹における気――イメージ領域の身体を生む

この宇宙の座標軸の原点を創造する

王として立つこと …… 163

身体感覚体験の重視――気のせいと気のおかげ

音としての気――カキクケコの意味



身体篇――ディスカッション



おわりに

事項索引

人名索引

■装幀 虎尾 隆 

秋田 巌[アキタ イワオ]

内容説明

心の癒しをもたらす“日本人的”な身体性とは―西洋のような身体接触は禁忌とされる日本においても抵抗なく受け入れられている、身体性と深くかかわる四つの「セラピー」を紹介。

目次

第1章 臨床動作法と日本的心理療法(日本で生まれた臨床動作法、その誕生と展開;臨床動作法の技法―型から入り型から出る ほか)
第2章 和太鼓演奏における身体の体験―皮膚感覚・運動感覚・深部感覚の心理臨床学的有用性(和太鼓演奏における身体の体験;能動的でない運動感覚の体験について ほか)
第3章 歩き遍路の身体性―心理臨床への道程(遍路とはなにか;遍路の今昔 ほか)
第4章 気と身体―気のせいか、気のおかげか(臨床心理学とは何か―一人称の科学の視点;イメージ体験としての気 ほか)

著者等紹介

秋田巌[アキタイワオ]
高知医科大学卒業。博士(医学)。精神科医、臨床心理士。チューリッヒ・ユング研究所にてユング派分析家国際資格取得。現在、京都文教大学臨床心理学部教授、臨床物語学研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。