内容説明
インタビューとは、まなざし/見解の間(インター・ビュー)において生じる営みであり、その相互行為のなかで知識が作られる現場である―インタビュー実践の具体的なノウハウを余すところなく伝えつつ、質的研究におけるインタビューのあり方を広がりと奥行きをもって考察。インタビュー研究の初心者がまず読むべき入門書であるだけでなく、経験者にとっても、実践を振り返り発展させる契機となる一冊。
目次
インタビュー調査ことはじめ
インタビュー実践の認識論に関わる問題
インタビュー実践の倫理的課題
インタビュー調査を計画する
インタビューを実施する
インタビューの多様なかたち
インタビューの質
インタビューを文字に起こす
インタビューを分析する
インタビューから得られた知の妥当化と一般化
インタビューの知を報告する
インタビューの質のさらなる向上に向けて
著者等紹介
クヴァール,スタイナー[クヴァール,スタイナー] [Kvale,Steinar]
デンマークのオーフス大学の教育心理学教授で、同大学質的研究センターのセンター長。2008年没
能智正博[ノウチマサヒロ]
東京大学大学院教育学研究科教授
徳田治子[トクダハルコ]
高千穂大学人間科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。