内容説明
「近くて遠い国」を脱するには?メディアは日本と韓国の相互理解に役立っているか。文化交流は真の理解につながるか。メディアと文化を中心に、日韓関係を位置づけなおし、相互理解の深化をめざす。
目次
朝鮮の美を見つけた日本人のパイオニアたち
工芸家たちの「もうひとつの近代」―国境を超えた文化活動の記録として
日本における韓流の経緯と現状
もう一つの韓流ブーム―韓国歴史ドラマ・ブームについての覚書
インターネットを通した日本大衆文化の受容現況と特徴
戦後日韓関係の相互認識をめぐる言説―記憶の再生産と認識の相違を超えて
韓国の博物館における日本の表象
1970‐80年代における韓国の対日情報発信―対外広報誌『アジア公論』を中心に
1998年韓日首脳共同宣言以後の情報・文化交流について
日韓両国民の相互意識とメディア
韓国における代案言論メディア創出のダイナミズム―言論民主化運動の系譜から
朴正煕政権下韓国の外信メディア統制―読売新聞ソウル支局閉鎖の展開過程を中心に
日韓両国のメディア・ナショナリズム―2014年8月、竹島/独島問題を事例として
著者等紹介
奥野昌宏[オクノマサヒロ]
成蹊大学名誉教授。専門はマス・コミュニケーション論、ジャーナリズム論、東アジアのメディアと社会
中江桂子[ナカエケイコ]
成蹊大学文学部教授。専門は文化社会学、メディア文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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