内容説明
「データとは何か」を考えつづけ、今日のデータサイエンスの基礎をきずいた林知己夫。その生涯をたどりながら、彼の「データの科学」の独創性と今日的重要性を説く。初の林知己夫伝の試み。
目次
第1章 昭和初期の「その」時代
第2章 統計数理か数理統計か
第3章 サンプリング調査の醍醐味
第4章 数量化理論形成の道程
第5章 在外研究遠征記
第6章 マーケティングリサーチと多次元尺度解析研究会
第7章 科学基礎論学会と行動計量学会
第8章 国際比較調査研究の筋道
第9章 データサイエンスという思想
第10章 わが魂の燃え尽きざる如く
著者等紹介
丸山久美子[マルヤマクミコ]
東京都出身。青山学院大学大学院心理学修士課程、統計数理研究所統計技員養成所専攻科修了。東京大学大学院教育心理学研究科特別研究生。国際交流基金特別長期派遣留学生として、米国イリノイ大学に留学。青山学院大学文学部助手・講師、盛岡大学助教授、教授、聖学院大学教授、ドイツ・ケルン大学客員教授(1995‐96)、北陸学院大学教授などを歴任。現在、聖学院大学名誉教授。林知己夫賞受賞(行動計量学会、2009年)。現在、聖学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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