モチベーション再考―コンピテンス概念の提唱

個数:

モチベーション再考―コンピテンス概念の提唱

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 14時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 93,1/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788514454
  • NDC分類 141.72
  • Cコード C1011

内容説明

自己決定理論から自己効力まで、現在のモチベーション研究に影響を与え続ける古典、待望の完訳!脳機能マッピング技術が進展した今日、改めてホワイトの論考の新しい可能性を切り拓く。

目次

1 動物心理学における動向
2 精神分析的自我心理学における動向
3 心理学全般において関連する動向
4 満足している子どもの遊びとコンピテンス
5 エフェクタンス
6 コンピテンスの生物学的意義
7 要旨

著者等紹介

ホワイト,ロバート・W.[ホワイト,ロバートW.] [White,Robert W.]
1904年マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学大学院の修士課程を修了後、メイン大学オロノ校で歴史学の講師として着任したが、自分の学生理解が不十分だと痛感するようになり、心理学を専攻するためにハーバード大学の博士課程への進学を決意。同期入学にB・F・スキナーがいた。ハーバード大学ではヘンリー・A・マレーに指導を受け、一番弟子として信頼されたといわれる。博士課程修了後は、1969年に退職するまでハーバード大学で教鞭を執った。2001年没

佐柳信男[サヤナギノブオ]
1970年東京生まれ。幼少期をアメリカとタイで合計10年間過ごす。国際基督教大学卒、同大学院博士前期課程を修了後、ラジオ番組制作会社勤務やフリーランスの翻訳者・通訳者を経て、国際基督教大学大学院博士後期課程修了。博士(教育学)。専門は動機づけで、自己決定理論に依拠して児童・生徒の学習意欲や、国際開発援助プロジェクトにおける農業研修への農業者の参加動機づけに関する研究などに取り組む。現在は山梨英和大学人間文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

plum

3
ハーバード大でマレーに師事。葛藤場面に生じる個々人の欲求を前にして,動物行動と精神分析理論を包括するコンピテンス概念を提唱。環境との接触による発達過程で運動性や勤勉性が獲得されると説明し,スキナーは同窓。コンピテンス(環境と効果的に相互作用する有機体の能力)に資するのは,遊び的・探索的でありながらも,環境との相互作用において,指向性,選択性,そして持続性を呈するような活動である(p81)。ヒトは効力感を伴うエフェクタンス動機づけ(探索,活動,操作)を学習する。行動主体と環境のドライブを解説する。2017/02/01

Go Extreme

1
動物心理学:探索行動・動因としての探索・動機としての活動と操作・変化する動因のとらえ方 精神分析的自我心理学:本能と自我に関するフロイト理論・習熟することの本能・自我に関するハルトマンの考え・運動性と勤勉性の感覚 心理学全般:興奮と新規性の欲求・環境への対処・ウッドワースの行動有線理論 満足している子ども:遊びとコンピテンス エフェクタんす コンピテンスの生物学的意義2018/09/30

ぺろりん

0
コンピタンスという語は、つかむこと、探索すること、這うこと、歩くこと、注意や認知を集中させること、言語や思考、操作すること、そして周囲に変更を加えることなどを形容する言葉として適切である。ーこれらの活動は、いずれも環境との効果的な、そして有能な相互作用を促進するものである。(中略)より複雑な課題の達成には学習が不可欠である。(中略)エネルギーがあふれ出たことによって生じた偶発的な行動ではなく、指向性があり、選択的であり、持続的である。(52頁)2017/11/11

K

0
原書である展望論文が刊行されてから半世紀以上が経つものの,ここで提唱されたコンピテンスという概念は,その後さまざまな動機づけ理論を支える重要概念のひとつとして現代まで息づいています。当時主流であった一次的な動因や本能のみを重視する理論の限界点を踏まえ,多領域にまたがる丁寧なレビューを展開しながらコンピテンスという新しい動機づけ概念を提案することの意義について記されている良著です。2017/01/13

n-shun1

0
コンピテンス概念の誕生に関する論文(和訳)本。教養不足で理解が不十分。通読して,最後の要旨と訳者あとがきでおぼろげに理解できているレベル。 p.91 ホワイト理論の最大の限界は1959年の論文以降もエフェクタンス動機づけの個人差を測定しうる操作的な定義がなされていない。 P.92 ハーターが効力感の観点から操作的定義を試みており,日本でもそれを参考にした尺度が開発されているが,それらは,行動の結果としての“効果”を狭く捉えすぎており,ホワイトの提唱した概念を十分に反映しているとはいえない。2021/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10008695
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。