内容説明
心・意識は脳科学で解明できるのか。コンピュータとの違いは?デネット、チャーマーズなどとの論争を通じて、「心身問題」を全く新たな角度から捉え直し、意識の問題の核心に迫る。
目次
第1章 生物学的問題としての意識
第2章 フランシス・クリック、結びつけ問題、そして四〇ヘルツの仮説
第3章 ジェラルド・エーデルマンとリエントラントな写像
第4章 ロジャー・ペンローズ、クルト・ゲーデル、細胞骨格
第5章 否定される意識―ダニエル・デネットによる説明
第6章 デイヴィッド・チャーマーズと意識する心
第7章 イズリアル・ローゼンフィールド、身体イメージ、自己
結論 意識の神秘をどのように意識の問題へと変換するか
著者等紹介
サール,ジョン・R.[サール,ジョンR.] [Searle,John R.]
カリフォルニア大学バークレー校教授
菅野盾樹[スゲノタテキ]
東京大学人文科学研究科博士課程単位取得退学、大阪大学名誉教授。博士(人間科学)。専門は哲学、人間学、記号論
笹倉明子[ササクラアキコ]
1971年生。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得満期退学。修士(言語科学)。同志社大学ほか非常勤講師。専門は認知言語学、レトリック、記号論
小倉拓也[オグラタクヤ]
1985年生。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位修得退学。日本学術振興会特別研究員、大和大学非常勤講師。専門は哲学
佐古仁志[サコサトシ]
1978年生。大阪大学大学院人間科学研究科単位取得退学。博士(人間科学)。立教大学・日本学術振興会特別研究員。専門は生態記号論
小林卓也[コバヤシタクヤ]
1981年生。大阪大学大学院人間科学研究科単位取得退学。博士(人間科学)。京都産業大学非常勤講師。専門は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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