内容説明
親の「事情」と子どもの「反応」をさまざまなデータから検証。試練を乗り越えダメージをプラスに変える、子育て夫婦のための処方箋。
目次
第1章 子どものこころと家族関係―母子関係から夫婦‐子ども関係へ(母子関係重視の時代;心理学者の功罪)
第2章 変化する家族と夫婦関係(日本の実態;夫婦げんかのやり方―うまくいかないとき、どうしていますか?;夫婦げんか時のやりとり―売り言葉に買い言葉;こんなとき、あなたは許せますか?―否定的な認知)
第3章 夫婦げんかのタネ(家事・育児―自分はこんなにやっているのに…;愛情―「夫高妻低」の影響;こんな行動が許せない!―否定的な行動)
第4章 夫婦関係と子どものこころ(夫婦げんかと家庭の居心地―子どもの情緒安定性;夫婦げんかは誰のせい?―子どもによる自己非難;家庭における三角関係―親のけんかを「食べる」子どもたち)
第5章 おわりに―家族としての健康を考える(第二の枠組みシフト―二者択一から複雑なプロセス検討へ;複雑なプロセスをみるための視点;夫婦としての健康度、家族全体としての健康度とは;よりよい夫婦・家族関係のために―目指す形は人それぞれ)
著者等紹介
川島亜紀子[カワシマアキコ]
日本学術振興会特別研究員(PD)(千葉大学)を経て、東京福祉大学社会福祉学部保育児童学科専任講師。臨床心理士。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。主要研究分野、夫婦・家族関係における発達精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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