出版社内容情報
多くの心理学者・哲学者が挑んできた心の起源をめぐる数々の疑問に、ユニークな実験的手法による客観的データから迫った話題作。
内容説明
赤ちゃんはどのように「人の心」に気づくのか?多くの心理学者・哲学者が挑んできた「心の起源」「心の理論」をめぐる数々の疑問をユニークな実験的手法で明らかにする!
目次
第1章 定義、理論、本書の構成
第2章 発達におよぼす内因的影響と外因的影響
第3章 生命体/非生命体の区別
第4章 自己と意識
第5章 二項的相互作用
第6章 三項的相互作用―5か月児と7か月児の共同的関わり
第7章 乳児の対人感覚の発達に対する社会的影響
第8章 情動調律と前言語的コミュニケーション
第9章 社会的相互作用の質が乳児の原初的な欲求推理に影響する
第10章 社会的認知―情動調律、模倣、随伴性
著者等紹介
レゲァスティ,マリア[レゲァスティ,マリア] [Legerstee,Maria]
カナダ(トロント)・ヨーク大学健康学部心理学科教授。1985年、博士(発達心理学、ケベック大学モントリオール校)。1991年、ヨーク大学に乳児研究センターを設立。主たる研究領域:乳児期から幼児期の社会的認知発達。特に、間主観性、親と子の関係性、乳児の自己への気づきとその後の精神機能との関係について。Infant Behavior and DevelopmentとInfant and Child Developmentの編集委員
大藪泰[オオヤブヤスシ]
早稲田大学文学学術院教授。博士(文学)。専門は乳幼児心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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