おさなごころを科学する―進化する乳幼児観

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おさなごころを科学する―進化する乳幼児観

  • 森口 佑介【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 新曜社(2014/03発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 276,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788513747
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C1011

内容説明

心理学は、乳幼児をどのように研究し、どのような存在として見てきたか。今生まれつつある、新しい乳幼児観とは?乳幼児研究の展開をわかりやすく整理して解説しつつ最先端の知見も紹介。乳幼児心理学の入門書でありながら、一読、乳幼児への見方を一変させる書!

目次

第1部 無能な乳幼児(無能な乳幼児;活動的な乳幼児;かわいい乳幼児)
第2部 有能な乳幼児(有能な乳幼児;社交的な乳幼児;コンピュータ乳幼児)
第3部 異なる乳幼児(脳乳幼児;仮想する乳幼児;進化する乳幼児)

著者等紹介

森口佑介[モリグチユウスケ]
上越教育大学大学院学校教育研究科准教授。科学技術振興機構さきがけ研究員を兼任。福岡県出身。京都大学文学部、同大学院文学研究科修了(京都大学博士(文学))。専門は、発達心理学。人文学に着想を得た問題を科学的に検討している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

28
乳幼児は知識も観念もない、と考えてしまいがちだが、新たな実験法の開発により、生まれつき物理学・心理学・生物学的知識を持っていることが確かめられているという。これだけでも驚愕なのに、さらに乳幼児だけにあって大人になると失う能力--サルの顔の識別、共感覚(数字に色を感じる等)、空想の友達--に至っては殆どSFの世界だ。発達心理学や認知科学、脳科学の基礎的解説をしながら、「ネイチャー誌」論文など最新科学の知見(約200の参考文献は殆ど英文)を、<進化する乳幼児観>をテーマに手さばき鮮やかに紹介する。名著だ■932014/04/15

のんぴ

25
乳幼児はいかにして、世界を認知していくのか。生まれてすぐにもう、物理的、心理的、生理的な素朴理論を構築する力を持っている。その時々に最適な認知の仕方で、徐々に不要な情報処理能力はそがれていく。乳幼児はなにもわからないと、あなどってはいけない。普通の育て方をしていても、誰でも2,3歳ともなれば、具体、抽象を言語化できるのは、考えてみるとすごい。この本は、主に観察や実験により報告された乳幼児観の研究の変遷で、放送大学の教科書のようで、あまり面白くはないが、勉強にはなった。2020/02/26

koke

10
乳幼児研究の入門書。見たままの「無能な乳幼児」(ロック~ピアジェ)から、実験によって明らかになった「有能な乳幼児」(ヴィゴツキー)へ、さらに大人と「異なる乳幼児」(著者)へ。乳児は泣く・見つめる・微笑む能力をもち、それを何かのサインとして受け止めた大人とアタッチメントを形成していく。応答可能性を持つ他者なら誰でも構わないというのはいい話だ。このように意外と有能な乳幼児だが、絶対音感や大人以上に多くのニューロンをもつなど、大人とは異なる世界を経験してもいる。短い異世界生活を楽しんでほしいと思う。2023/08/13

小鈴

9
これまでパラパラ読んできた赤ちゃん学やアタッチメント論、社会脳などが発達心理学でどのような文脈で位置づけられているのかが分かって良かった。発達心理学における乳児観の変遷を知ることができ、その分野に関心があればオススメであり様々な研究結果も知ることができるが、書き方は保守的なのでエンターテイメント性には欠ける(いや研究者としてはそれでいいんだけど)。おもしろい研究結果も多いので思い切って書いてもいいのにと思ったり。やはり著者が研究している空想の友達について触れた七章が一番興味深い。2014/07/02

三色かじ香

3
乳幼児を研究する、科学する手法に、様々な気遣いがあるのが、なるほど、と思いました。それでも、結果は解釈せざるをえず、観察者にある程度依存してしまうのが難しい。サリー・アン課題において、言語的か非言語的かによって、日本の子どもに限り成績に差が出るのが、とくに気になりました。発達心理学の筆者の「乳幼児観」が面白かったから、教育学や社会学の立場の方が書いた「乳幼児観」の本も探してみたい、と思いました。2017/02/28

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