出版社内容情報
細胞生物学や分子生物学の研究に従事してきた著者による、ミクロの遺伝子とマクロな文化が交差する進化のドラマの探求。
【著者紹介】
帯刀益夫
東北大学名誉教。
内容説明
「ヒト」は自ら作り出した「文化」による選択を受けて「人間」となった―「自然選択」による遺伝子進化だけでは、とうてい「先祖のサル」から「人間」への進化を説明できない。最新の生命科学と人間科学が交差する、人間進化への新しい視点。
目次
序章 進化における「自然選択」と「文化選択」
1 先祖の「サル」から「ヒト」への進化
2 ヒトの進化をゲノムから解きあかす
3 ヒトの特色はいかにして生まれたか
4 ヒトから人間への進化
5 文化と遺伝子の共進化
6 人間に未来はあるか
著者等紹介
帯刀益夫[オビナタマスオ]
東北大学名誉教授。薬学博士。1943年長野県生まれ。東京大学大学院薬学研究科博士課程修了後、エール大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校へ留学。帰国後、(財)癌研究会癌研究所研究員。その後は東京大学薬学部助教授、東北大学加齢医学研究所教授、同所長、東北大学退職後は、独立行政法人科学技術振興機構プログラム調整室プログラムオフィサーなどを歴任。専門は細胞生物学、分子生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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