内容説明
延命のみを求める医療のひずみを見直す場、緩和ケア。大切な時間を、孤独な苦しみの時から、人との絆のなかで生きる安らぎの時へ。その人らしい人生の締めくくりをともに創造するナラティヴを求めて。重篤な病い、終末期の病いにおけるコミュニケーションの大切さと複雑さを、理論と具体的実践の両面から詳細に描き出したはじめての本。
目次
1 緩和ケアのコミュニケーション
2 緩和ケアの歴史と実践
3 患者の視点
4 医師の視点
5 家族/介護者の視点
6 医療チームの視点
7 若者たちの声
著者等紹介
レイガン,サンドラ[レイガン,サンドラ] [Ragan,Sandra L.]
Ph.D.(テキサス大学オースティン校)。オクラホマ大学名誉教授。そのキャリアを通じて、緩和ケアと終末期医療におけるコミュニケーションの問題を研究してきた
ウィッテンバーグ‐ライルス,イレーヌ[ウィッテンバーグライルス,イレーヌ] [Wittenberg‐Lyles,Elaine M.]
Ph.D.(オクラホマ大学)。ノース・テキサス大学准教授
ゴールドスミス,ジョイ[ゴールドスミス,ジョイ] [Goldsmith,Joy]
Ph.D.(オクラホマ大学)。ヤング・ハリス・カレッジ(ジョージア州)准教授
サンチェス‐ライリー,サンドラ[サンチェスライリー,サンドラ] [Sanchez‐Reilly,Sandra]
M.D.(ヌエストラ・セニョーラ・デル・ロザリオ大学)。テキサス大学健康科学センター准教授、緩和ケアプログラム委員長。また、南テキサス退役軍人健康ケア・システムで緩和ケア・プログラムを推進、サンアントニオ退役軍人老年研究、教育、臨床センター副所長をも務める
改田明子[カイダアキコ]
1960年千葉県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、二松学舎大学文学部教授。専門は、認知心理学、学生相談(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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