内容説明
生々しい現実と格闘する一人ひとりの体験に目を凝らし、耳を澄ます。そこから個人の生きざまと近代のありさまを、同時に、一体のものとして立ち上がらせる―人と時代に迫る生活史研究の、豊かな可能性。
目次
序章 近代と個人
第1章 沖縄、遙かなる記憶
第2章 宮崎の少年
第3章 転生
第4章 父の遍歴
第5章 アルゼンチンに生きよ
第6章 燃焼する肉体と精神
第7章 家族とともに
第8章 日本、ふたたび
第9章 彷徨と継承
終章 語りの外
著者等紹介
辻本昌弘[ツジモトマサヒロ]
1972年生まれ。東北大学大学院修了。現在、東北大学大学院文学研究科准教授。専門は社会心理学、中米や沖縄などでの社会調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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