出版社内容情報
『文化を書く』以来,エスノグラフィーは一変し,多くの考え方,方法論が次々に現われた。それらの多様なアプローチを解説し,「現場で出会う種々の問題」にも丁寧に答える。フィールドワークの面白さ,「うまみ」を全公開した関係者必携の書。
内容説明
『文化を書く』以来、エスノグラフィーは一変した。多くの新しい考え方、方法論が次々現われた。世界的標準となりつつある多様なアプローチを解説し、従来公けにするのがためらわれた「現場で出会う種々の問題」をも明らかにする。フィールドワークをする人のための新たな必携書。
目次
第1部 現代エスノグラフィーの展開(エスノグラフィー―現場を内側から経験し記述する;『文化を書く』―エスノグラフィー批判の衝撃 ほか)
第2部 エスノグラフィーの「新しい」アプローチ(アクティヴ・インタビュー―質問者と回答者が協働する;フェミニスト・エスノグラフィー―「女」が「女」を調査する ほか)
第3部 応用研究(アイデンティティ―「なる」「する」様態に迫る;ジェンダー・セクシュアリティ―男/女の線びきを問いなおす ほか)
第4部 フィールドで出会う問題(調査の説明と同意―フィールドに入るときに;権力―フィールドのただなかで1 ほか)
著者等紹介
藤田結子[フジタユイコ]
コロンビア大学大学院社会学部修士課程、ロンドン大学ゴールドスミス校メディア・コミュニケーション学部博士課程修了(Ph.D.)。現在、明治大学商学部准教授。専門は社会学(文化、グローバリゼーション)、メディア研究
北村文[キタムラアヤ]
東京大学大学院・ハワイ大学大学院を経て、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。現在、津田塾大学学芸学部英文学科講師。専門は社会学(アイデンティティ論、相互行為論)、ジェンダー研究、日本研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わかば
Da.H
hosakanorihisa