内容説明
ヒトとチンパンジーは遺伝子コードがほんの1.6%違うだけ。だからチンパンジーはほとんどヒトである―?だが、外見も行動も知性もまったく違う。それはなぜか。ゲノム科学・脳科学・認知科学はこの謎をどう解き明かすのか。ヒトの進化の秘密を求めて、ゲノムという「宝の洞窟」の奥深くへ分け入る探険への誘い。
目次
いとこから兄弟へ
言語遺伝子ではなかった遺伝子
脳を作り上げるもの
1.6%の謎
少ないほうがよい
多いほうがよい
アラジンの宝の洞窟
ポヴィネリの挑戦状
賢いカラス
脳のなか―秘密は細部に宿る
自己家畜化したヒト
チンパンジーはヒトにはあらず
著者等紹介
テイラー,ジェレミー[テイラー,ジェレミー][Taylor,Jeremy]
科学ドキュメンタリーのプロデューサー・監督。生物学、とくに進化をテーマとした作品を制作している。1981年~1991年にはイギリスBBCの看板科学番組『ホライズン』シリーズを数多く手がけ、リチャード・ドーキンスとの共同プロデュースによる『ブラインド・ウォッチメイカー』も、このシリーズのために制作された。1992年以降はフリーランスのプロデューサーとして、イギリスのチャンネル4、ディスカバリー・チャンネル、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル等で活躍し、科学番組への貢献により多くの賞を受賞している
鈴木光太郎[スズキコウタロウ]
新潟大学人文学部教授。専門は実験心理学。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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