内容説明
脳科学の進歩がもたらした革命とは?それは世界の認識にどのような変化をもたらすのか?生きることの意味や価値と、どうかかわるのか?当代きっての認知科学者による同時代人へのメッセージ。
目次
第1章 人には知恵が必要だ
第2章 証拠は信仰より強し
第3章 心は脳である
第4章 脳が現実を知る方法
第5章 脳はいかにして感情を感じるか
第6章 脳が意思決定する方法
第7章 なぜ生きることに価値があるのか
第8章 欲求と希望
第9章 倫理的な脳
第10章 本書から言えること
著者等紹介
サガード,ポール[サガード,ポール][Thagard,Paul]
サスカチュワン大学、ケンブリッジ大学、トロント大学(哲学でPh.D.)、ミシガン大学(コンピュータサイエンスでM.S.)の各大学を卒業。現在、ウォータールー大学(カナダ)教授。哲学・心理学・コンピュータ科学を担当し、認知科学プログラムを指揮している。多数の著作・論文を著し、アナロジー、創造性、推論、情動と認知の研究を先導、特にそれらの計算機モデルを提唱し大きな影響を与え続けている
無藤隆[ムトウタカシ]
東京大学教育学部卒業、大学院で教育心理学を専攻。その後、東京大学新聞研究所、聖心女子大学、お茶の水女子大学を経て、白梅学園大学教授。発達心理学・教育心理学を専門とし、特に、幼児教育・学校教育への応用を行っている
松井由佳[マツイユカ]
東京大学教育学部総合教育科学科教育心理学コース修了。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻中途退学。お茶の水女子大学非常勤研究員等を経て、医学・薬学を中心とした翻訳業の他、ニュージーランドとの文化交流活動に従事している
松井愛奈[マツイマナ]
同志社大学文学部英文学科卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程修了。博士(人文科学)。お茶の水女子大学客員研究員、四国学院大学社会福祉学部准教授等を経て、京都文教大学臨床心理学部准教授。専門は保育学、発達心理学で、幼児の遊びや仲間関係について保育の観察研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。