内容説明
足らないからこそ人は人に手を差し伸べ、それが子どもの世界を活き活きと豊かにする。南海に浮かぶアロマザリング(母親以外による子育て)の小島から、個人化し、孤立化する都会の子育てへのメッセージ。
目次
序章 多良間島というフィールド
第1章 島の子育ての背景
第2章 島の子どもと大人
第3章 アロマザリングの息づく島
第4章 島の子育て・子別れから何が見えるか
第5章 私たちの現在と未来の子育て
著者等紹介
根ヶ山光一[ネガヤマコウイチ]
香川に生まれる。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学助手、武庫川女子大学講師・助教授等を経て、早稲田大学人間科学学術院教授・早稲田大学応用脳科学研究所研究員。その間英国Edinburgh大学客員研究員となり日英比較研究を行う。博士(人間科学)。発達科学研究教育奨励賞(1990)、発達臨床研究賞(2006)、こども環境学会賞論文賞(2007)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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