井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代―漂流するアクチュアリティ

個数:

井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代―漂流するアクチュアリティ

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788513143
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

内容説明

「庶民派」井伏鱒二は、漂流民、亡命者、移民なども多く描いた。彼の作品に見られる異種混淆性に「可能性の中心」を見出し、“近代”の奇妙さを炙り出した、気鋭の力作評論。

目次

作家イメージの系譜学―「庶民文学」という評価の形成
「ナンセンス」の批評性―一九三〇年前後の諸作品
観察者の位置、あるいは「ちぐはぐ」な近代―「朽助のゐる谷間」
シネマ・意識の流れ・農民文学―『川』の流れに注ぎ込むもの
「記録」のアクチュアリティ―「青ケ島大概記」
“あいだ”で漂うということ、あるいは起源の喪失―『ジヨン万次郎漂流記』
歴史=物語への抗い―『さざなみ軍記』
「純文学」作家の直木賞受賞―『ジヨン万次郎漂流記』から『多甚古村』へ
戦時下における「世相と良識」―『多甚古村』
占領下の「平和」、交錯する視線―『花の町』〔ほか〕

著者等紹介

滝口明祥[タキグチアキヒロ]
1980年広島県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(日本語日本文学)。学習院高等科非常勤講師を経て、学習院大学文学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。