利他性の人間学―実験社会心理学からの回答

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利他性の人間学―実験社会心理学からの回答

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  • サイズ A5判/ページ数 425p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788513129
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C3011

内容説明

人は、自己利益を得る巧みな手段ではない、他者への本当の思いやりをもつことができるのか?どうしたら、そのことを科学的に明らかにできるのか?共感‐利他性仮説にもとづく心理学実験による検証。

目次

第1部 利他的動機づけの一理論(共感‐利他性仮説;共感的配慮の先行要因;共感によって誘発された利他性の行動的帰結)
第2部 実証的証拠(実験の出番;共感‐利他性仮説を検証する;2つのさらなる挑戦)
第3部 活躍する利他性(共感によって誘発された利他性の利益;共感によって誘発された利他性の不利益;向社会的動機の多元性、そしてより人間的な社会に向けて)

著者等紹介

バトソン,チャールズ・ダニエル[バトソン,チャールズダニエル][Batson,Charles Daniel]
1943年生まれ。1972年プリンストン大学Ph.D.(心理学)。以降30年以上にわたりカンザス大学で教鞭をとり2008年退職、名誉教授。専門は、利他性の社会心理学、共感、宗教心理学

菊池章夫[キクチアキオ]
1935年盛岡市生まれ。1960年東京教育大学大学院教育学研究科(実験心理学)修士課程修了。現在、フリー、教育学博士。専門は、社会心理学(社会的スキル・自己意識的感情)

二宮克美[ニノミヤカツミ]
1951年愛知県生まれ。1980年名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。現在、愛知学院大学総合政策学部・教授、教育学博士。専門は、発達心理学(社会性・道徳性)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

9
利他性は、他者の福利を増すという最終目標を伴う動機づけの状態(17頁)。他者への配慮があれば、交通事故は発生しにくくなるのではないだろうか? お互いに譲り合いすぎてもいけないとはいえ、あまりに自己チューが多くては事故は発生する確率は高くなる。共感は経済行動で市場が成立する基本。競争ばかり考えていては、他者への配慮、思いやりは見られなくなる。殺人者に対する態度の変化が、共感条件の強弱で実証される(254頁)。難解。要約と結論(331頁~)では、快適な環境が、心地よい満足をもたらすのだろう。アメニティを重視。2014/01/19

MasakiZACKY

3
Batson先生がその実証に40年近くを費やしてきた共感-利他性仮説について述べた一冊。やっと読めた…。共感的配慮(相手の必要の知覚・相手の福利の尊重)が利他性(他者の福利を増すことを最終目標とする動機づけの状態)を誘発し、コスト-利益分析を介してある行動に帰結する。その仮説に対する6つの利己的な代替仮説を検証するために数々の実験が行われていて、実験の要約や思考プロセスが大量に書いてあり圧巻。それだけではなく、利他性のメリットやデメリット、社会での実用の可能性にまで言及している。Batson先生すごい。2014/03/29

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