内容説明
人は、自己利益を得る巧みな手段ではない、他者への本当の思いやりをもつことができるのか?どうしたら、そのことを科学的に明らかにできるのか?共感‐利他性仮説にもとづく心理学実験による検証。
目次
第1部 利他的動機づけの一理論(共感‐利他性仮説;共感的配慮の先行要因;共感によって誘発された利他性の行動的帰結)
第2部 実証的証拠(実験の出番;共感‐利他性仮説を検証する;2つのさらなる挑戦)
第3部 活躍する利他性(共感によって誘発された利他性の利益;共感によって誘発された利他性の不利益;向社会的動機の多元性、そしてより人間的な社会に向けて)
著者等紹介
バトソン,チャールズ・ダニエル[バトソン,チャールズダニエル][Batson,Charles Daniel]
1943年生まれ。1972年プリンストン大学Ph.D.(心理学)。以降30年以上にわたりカンザス大学で教鞭をとり2008年退職、名誉教授。専門は、利他性の社会心理学、共感、宗教心理学
菊池章夫[キクチアキオ]
1935年盛岡市生まれ。1960年東京教育大学大学院教育学研究科(実験心理学)修士課程修了。現在、フリー、教育学博士。専門は、社会心理学(社会的スキル・自己意識的感情)
二宮克美[ニノミヤカツミ]
1951年愛知県生まれ。1980年名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。現在、愛知学院大学総合政策学部・教授、教育学博士。専門は、発達心理学(社会性・道徳性)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
MasakiZACKY