内容説明
知と情、内向と外向、女ごころと男ごころ―相対立し矛盾するようにみえるこころのはたらきを、脳科学と進化論の観点から統一的にとらえる、新しい心理学パラダイムの誕生。
目次
プロローグ
第1章 こころは二つという考えのはじまり
第2章 性格の類型にみる二つのこころ
第3章 脳モデルにみる二つのこころ
第4章 情動と認知を左右する二つの脳
第5章 知能研究にみる二つのこころ
第6章 認知の方略にみる二つのこころ
第7章 しぐさでわかる二つのこころ
第8章 実験で作り出す二つのこころ
第9章 女のこころと男のこころ
第10章 マインドリーディングとブレインリーディング
エピローグ こころの統一をめざして
著者等紹介
坂野登[サカノノボル]
京都大学名誉教授。1957年、京都大学文学部哲学科心理学専攻卒業。1962年、京都大学大学院博士課程単位修了。文学博士。ライプチッヒ大学医学部研究助手、同大学心理学研究所ブント記念講座客員教授、京都大学教育学部助教授・教授。神戸親和女子大学教授。名古屋女子大学教授などを歴任。専門は教育神経心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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