内容説明
意識と行為の心理学へ―。言葉にできないものをいかに伝えるか。西田幾多郎、ヴィゴツキーらの思想をたどりつつ、理性主義を越える行為論の視点から音楽を生成する実践のすがたを描き出す。
目次
序章 協同による活動
第1章 行為と表現行為―人間精神をみる視点
第2章 行為から表現行為へ―表現は自己の内部と外部を創る
第3章 音楽合奏の構造
第4章 音楽合奏―聴くことと音楽表現
第5章 協同による音楽づくり
第6章 音楽合奏における創発性と慣習
終章 「中間世界」の中の人間の活動
著者等紹介
佐藤公治[サトウキミハル]
北海道大学大学院教育学研究院、特任教授。専門:発達心理学・教育心理学。北海道大学大学院教育学研究科博士課程中退。1997年、博士(教育学)(北海道大学)。北海道教育大学助教授、北海道大学教育学部助教授、北海道大学大学院教育学研究院教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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