内容説明
経済不況と雇用不安が強まるなかで男性たちの意識はどう変わってきたか?20~40代東京在住1523人の回答。一家のあるじとしてのプライドをもちつつ、妻の収入を期待し、自分で妻を介護したい。男性性と稼ぎ手役割の揺らぎ、パートナー選択と子育て・ケアの新たな兆しとは?雇用不安を生き抜く都市男性の動向を調査データから綿密に実証。
目次
1 雇用不安と男性性の変容(雇用不安の背景;社会変動と男性性)
2 男性意識の諸相(男性のジェンダー意識とパートナー関係;男性のジェンダー意識とリプロダクティブ・ライツ;変容する男性の子ども観―子どもをもつことの意味;「仕事と育児」バランスをめぐる男性意識―どのようにパートナーと分かち合おうとしているか;男性のジェンダー意識と介護意識)
3 揺らぐ男性の稼ぎ手役割意識(雇用不安定化のなかの男性の稼ぎ手役割意識;夫たちの「夫婦関係に関する意識」―妻の就労と夫の経済力が及ぼす影響;男性の家族扶養意識とジェンダー秩序)
著者等紹介
目黒依子[メグロヨリコ]
上智大学名誉教授。元総合人間科学部教授。Ph.D.
矢澤澄子[ヤザワスミコ]
元東京女子大学現代教養学部教授
岡本英雄[オカモトヒデオ]
上智大学名誉教授・元総合人間科学部教授。2010年9月11日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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