- ホーム
- > 和書
- > 医学
- > 臨床医学内科系
- > 脳神経科学・神経内科学
内容説明
自己と他者を結ぶ社会意識はどのように脳のなかに表現されているのか?神経科学と人文社会科学が協同し、科学研究スタイルに革命をもたらしつつある社会脳研究。その最前線をわかりやすく紹介。
目次
1 展望する脳
2 嘘をつく脳
3 顔認知の発達と情動・社会性
4 認知の文化差を映し出す脳の活動
5 社会脳と精神疾患―脳画像研究から見た統合失調症
6 他人の不幸は蜜の味―妬みと他人の不幸を喜ぶ気持ちの脳内メカニズム
7 サルに内的思考過程は存在するか?―サルにおけるデフォルト脳活動
コラム デフォルトモード・ネットワークとは
8 デフォルトモード・ネットワークから見たワーキングメモリ
著者等紹介
苧阪直行[オサカナオユキ]
1946年生まれ。1976年京都大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士(京都大学)。京都大学大学院文学研究科教授、文学研究科長・文学部長、日本学術会議会員などを経て、京都大学特任教授・名誉教授、日本ワーキングメモリー学会会長、日本学術会議「脳と意識」分科会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K.H.
5
「嘘をつく」「他人を妬む」など、社会的行為の行われる際に活動する脳の部位を、PETやfMRIで測定し同定しようという実験の紹介。はっきり言って専門外の者には脳の細かい部位はどうでもよかったけど、心理実験については面白かった。シャーデンフロイデを感じる時に活性化する部位があるなんて。2022/07/21
6ちゃん
2
脳科学と自然科学以外の人文科学、社会科学の領域との学際的な研究について、現時点での状況をトピックとして紹介した本。シリーズものの最初なのでそれほど深い話にはなっていないが、ネタとしては面白い。課題の成績とfMRI(またはPET)の画像診断結果を根拠に主張がなされているが、まだまだ実験数は少ないので今後の展望が重要、ということだろう。2012/06/18
たぬき
0
ネットワークとな2013/09/11