出版社内容情報
中村桂子[ナカムラケイコ]
著・文・その他
目次
Talk―語り合いを通して(カオスで探る生きものらしさ;絵と言葉で自然を描き出す;生きもののルールの探し方;化石が語る人類の始まり)
Research―研究を通して(ミクロの世界での編む―柔軟にやりくりする分子;個体を編み上げる―形づくりとその進化;集団を編む―相互作用が生む多様性)
Scientist library―人を通して(俯瞰と徹底―分子から細胞、発生へ;死の側から生を見る分野を確立;ATP合成酵素がまわる不思議;動物はなぜ旅をするのかを考え続けて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
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(2012,460.4)「サピエンス全史」を読んだ今は、×諏訪元氏との対談に注目。交雑可能性ありとのこと。また中村先生は、前の本でも「未知の土地に出ていきたがる人類」「好奇心を持っている」と好意的に見ているけれど、「攻撃的」についてはどう思うのかな。「人類ほど全世界に広まった種はいない」って言っているけど、いや、コロナがいるじゃんと突っ込んでしまった。あとは、やっぱり、「科学者=純粋」って観念が「サピエンス全史」で覆された今、自伝を読んでも「どうせエリートじゃん」て思ってしまう私だ。2020/06/15