内容説明
正体不明の“つなみ”が、悲しみだけを残していった―生々しい体感、慟哭と彷徨の日々、絶望から再起への想い。人類史上に残る千年災害の全体像、その広さと深さに迫る。
目次
TSUNAMI 大津波(大津波 ババのへそくり 泥の中―南三陸町志津川廻館(佐々木米子)
ここは津波常襲地―南三陸町戸倉字波伝谷(後藤一磨)
正座したままで逝った父、母、祖母―女川町桜ヶ丘(丹野秀子) ほか)
FUKUSHIMA 原発(福島第一原発に立ち向かう―福島第一原子力発電所(山下幹夫)
生まれた時から原発があった―大熊町(大川順子)
避難先も避難区域―大熊町熊三地区(佐久間和也) ほか)
MEGA EARTHQUAKE 巨大地震(ダム決壊、もうひとつの津波―藤沼湖須賀川市滝(松川美智夫)
青少年自然の家で再び震度7―栗原市花山字本沢沼山(佐藤敏幸)
新幹線のトンネルに一四時間閉じ込められる―秋田新幹線仙岩トンネル(佐々木透) ほか)
著者等紹介
金菱清[カネビシキヨシ]
1975年大阪府生まれ。関西学院大学社会学部卒業。関西学院大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。環境社会学専攻、社会学博士。現在、東北学院大学教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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