内容説明
デジタル・パラダイムが崩壊してゆくこれからの「超デジタル時代」。7つのテクノロジー活用プロジェクトを通して、新しい時代の「学び」を探る。
目次
「超デジタル」な時代がやってきた
第1部 「超デジタル」な学びとは何か(デジタルな学習、そして「超デジタル」な学び;複雑な日常に「やわらかな態度」で向かう;「しみ込み型の学び」とは何か;「しみ込み型の学び」をテクノロジーで支援する;複雑な対象を捉える「よいかげんな知」 ほか)
第2部 「超デジタル」な学びプロジェクト(「eカウンセリング」プロジェクト;「東北大学インターネットスクール」プロジェクト;「伝統芸能デジタル化」プロジェクト;「師匠の思いデジタル化」プロジェクト;「ミュージカル俳優養成」プロジェクト ほか)
著者等紹介
渡部信一[ワタナベシンイチ]
1957年仙台市生まれ。東北大学教育学部卒業。東北大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。博士(教育学)。東北大学大学院教育学研究科助教授などを経て、東北大学大学院教育情報学研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルーローズ
1
2013年4月30日 読了。 曖昧さへの許容度が人によって異なるので、どのように対処するべきか、というヒントがロボット開発にあったというところが興味深かった。2013/06/11
velikiy99
0
「複雑なものを複雑なままに捉える」という「よい加減な知」の獲得を,優れた情報技術により実現していくべきだ,とする内容.自閉症の子供との関わりなどから,コンピュータや人の認知の枠組みについて考察すると共に,筆者が伝統芸能のデジタル化を試みた体験を踏まえ,「再現する」とはどういうことであるのか,といった問題も扱う.とりわけ,面倒な作業を機械に肩代わりさせることができるようになったことで,人々が「よい加減」というものを忘れてしまった結果,様々な社会問題や思いやりの欠如といった問題に繋がっている,と指摘する.2015/12/21
rosetea
0
自閉症の方との20年来の関わりは別の本で論じたほうがよいと感じた。2012/11/16
takao
0
ふむ2018/01/24