内容説明
日本の国際連盟脱退を機に始まった「国際文化事業としての日本語教育」。その前史から戦中・戦後までを、国際文化振興会、国際学友会の活動を中心に一次資料とインタビューなどでたどり、その理想が総力戦体制下でいかに変容し、いかに戦後に生き延びたかを明らかにする。
目次
序章 「国際文化事業」以前の日本語教育
第1章 「国際文化事業」の幕開け―国際文化振興会と国際学友会の創立
第2章 国際文化振興会における日本語普及事業の展開
第3章 国際学友会における日本語教育事業の展開
第4章 日本語普及(教育)事業と敗戦
終章 新しい理念を構築に向けて
著者等紹介
河路由佳[カワジユカ]
1959年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了、一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術、一橋大学)。(財)国際学友会日本語学校、中国・西安交通大学外語系日本語科、東京農工大学留学生センターを経て、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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