内容説明
福島第一原発事故は起こるべくして起こった。―限界のない原子力事故とどう向かい合うべきか、安心社会構築のために何をなすべきか、ヒューマン・エラーの科学の視点から福島原発事故・それ以前の原発事故事例を検証。
目次
第1章 福島第一原発事故―福島第一原発で何が起こったか
第2章 事故の特性―ヒューマン・エラーの科学が教えるもの(事故の背後要因;事故の予測不可能性 ほか)
第3章 これまでの原発事故・トラブルの事例(スリーマイル島原発事故(1979年3月)
チェルノブイリ原発事故(1986年4月) ほか)
第4章 福島第一原発事故の背後要因(福島第一原発事故の背後要因―機械の要因;福島第一原発事故の背後要因―マネジメントの要因)
第5章 福島第一原発事故からの教訓―限界のない原発事故とどう向き合うか(政府・自治体・政治のなすべきこと;事業者のなすべきこと ほか)
著者等紹介
村田厚生[ムラタアツオ]
広島県出身。1987年3月大阪府立大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。産業医科大学助手、福岡工業大学助教授、広島市立大学教授を経て、2006年4月より岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻教授。人間工学、生体情報処理の分野において、ヒューマン・エラー、安全人間工学、自動車人間工学、ユニバーサル・デザインなどの研究に従事。日本人間工学会理事、日本人間工学会中国・四国支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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