内容説明
笑いがもつ残酷な側面とは?ユーモアは無条件によいものという常識をくつがえし、無視されてきたもののなかに人間性の真実を見抜く、批判心理学の力。
目次
ポジティブ・ユーモア批判
第1部 歴史的見地から(優越理論―ホッブズと他のミソジラスト;ズレ理論と紳士的な笑い;ヴィクトリア朝時代の放出理論;ベルクソンとユーモアの機能;フロイトとジョークの隠れた秘密)
第2部 理論的見地から(笑いと笑ワズ;当惑、ユーモアと社会秩序)
おわりに二、三言
著者等紹介
ビリッグ,マイケル[ビリッグ,マイケル][Billig,Michael]
イギリス、ブリストル大学博士課程修了。1985年よりラフバラ大学社会科学部教授。実験社会心理学者としてキャリアを始め、現在は、批判的社会心理学の発展に尽力している。また、イデオロギー、ナショナリズム、精神分析学、ユーモアの研究にも精力的に取り組み、社会心理学の枠を越えて学際的に活躍している。多数の学術論文や著作以外に、ユダヤ人とロック・ミュージックの関わりの歴史を描いたRock’n Roll Jewsも著している
鈴木聡志[スズキサトシ]
1961年秋田県生まれ。筑波大学大学院博士課程心理学研究科を中退し、豊田短期大学講師、松蔭女子短期大学助教授を経て、現在、東京農業大学教職・学術情報課程准教授。専門は、教育相談、心理学史、ディスコース分析。大正期から昭和初期にかけての教育相談の理論、および色覚異常の社会史が現在の研究テーマである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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