笑いと嘲り―ユーモアのダークサイド

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笑いと嘲り―ユーモアのダークサイド

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  • サイズ B6判/ページ数 436,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788512405
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C1010

内容説明

笑いがもつ残酷な側面とは?ユーモアは無条件によいものという常識をくつがえし、無視されてきたもののなかに人間性の真実を見抜く、批判心理学の力。

目次

ポジティブ・ユーモア批判
第1部 歴史的見地から(優越理論―ホッブズと他のミソジラスト;ズレ理論と紳士的な笑い;ヴィクトリア朝時代の放出理論;ベルクソンとユーモアの機能;フロイトとジョークの隠れた秘密)
第2部 理論的見地から(笑いと笑ワズ;当惑、ユーモアと社会秩序)
おわりに二、三言

著者等紹介

ビリッグ,マイケル[ビリッグ,マイケル][Billig,Michael]
イギリス、ブリストル大学博士課程修了。1985年よりラフバラ大学社会科学部教授。実験社会心理学者としてキャリアを始め、現在は、批判的社会心理学の発展に尽力している。また、イデオロギー、ナショナリズム、精神分析学、ユーモアの研究にも精力的に取り組み、社会心理学の枠を越えて学際的に活躍している。多数の学術論文や著作以外に、ユダヤ人とロック・ミュージックの関わりの歴史を描いたRock’n Roll Jewsも著している

鈴木聡志[スズキサトシ]
1961年秋田県生まれ。筑波大学大学院博士課程心理学研究科を中退し、豊田短期大学講師、松蔭女子短期大学助教授を経て、現在、東京農業大学教職・学術情報課程准教授。専門は、教育相談、心理学史、ディスコース分析。大正期から昭和初期にかけての教育相談の理論、および色覚異常の社会史が現在の研究テーマである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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lousoku

2
1ヶ月くらいかけて読んだ。笑うことで無視される側面(自分のユーモアはいつもいいことと解釈される、同情と笑いは同時に起こらない)、嘲笑される恐れが社会規範をつくることや、権力者を笑うことは、権力者が権力を持っていることを追認することを含んでいるなど、どこまでも人間が社会的であることを示す。訳者の言葉、「いじめの構造理解に役立ててほしい」に、笑われる側という省みられない側の研究としての意味があるのだろう。幼い子は嘲笑することを学ぶのだ。嘲笑も社会的行動だから。それ故に、嘲笑は決してなくならない。2019/07/20

ryooyr

2
内容は笑いの社会的性質についての考察でかなり哲学よりな印象。ポジティブイデオロギーへの批判から始まり、笑いを「良い笑い」「悪い笑い」の二つに綺麗に分けることはできない、ユーモアに社会秩序を維持する懲罰的機能があるからこそユーモアは普遍的等の結論を出す。9章の権力への反逆的ジョークは、その自己説得効果のため実際は保守的機能を果たしているという考えは、巷に溢れている力への嘲りを見ていると非常に実感させられる。そして私もユーモアに後ろめたさを感じるようになってしまった。2011/09/28

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