内容説明
文学、神話・宗教学、文化人類学から古今東西の題材を豊かに汲み上げ、社会の記憶と身体・歴史・儀礼をめぐるしなやかで知的刺激に満ちた探究へ誘う、珠玉の一冊。
目次
第1章 社会の記憶(回想の作用;フランス革命 王の公開処刑/フランス革命 衣服のスタイル;歴史の再構築/ライフ・ヒストリー;個人の記憶/認知の記憶/習慣の記憶;精神分析/実験心理学/ウィンチ 習慣と規則/サーリンズ 衣服の「言語」/社会的慣習の記憶;アルヴァックス 集合的記憶)
第2章 記念式典(ヒトラーと記念式典;世界宗教と儀礼;儀礼とシンボル表象/儀礼と集合表象/儀礼と歴史;儀礼と神話/ギリシャ神話/儀礼の言語;忘却・模倣・反復/再現のレトリック 暦/言葉/身振り)
第3章 身体の実践(具体化と表記/姿勢/アルファベット/映画;身体の技巧・礼儀作法・儀式/ジェスチャー/テーブルマナー/貴族;プルースト・サン=ルーのふるまい/サドナウ ジャズピアノ/習慣とは;解釈学/ローマ法/聖書/パフォーマンス)
著者等紹介
芦刈美紀子[アシカリミキコ]
ケンブリッジ大学にて社会人類学博士号取得。現在、同大学社会人類学部研究員。2004年に日本女性の化粧にまつわる慣習と社会の記憶についての論文“The Memory of the White Face:Japaneseness and the Ideal Image of Women”,Japan Forum vol.15,no.1 2003でDaiwa Japan Forum Prize受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽香
メルセ・ひすい
ゆうき
飛燕
☆☆☆☆☆☆☆