内容説明
臨床心理学とは、何をめざして、どのようなことを行っている学問なのだろうか?社会と、どのように関わっているのだろうか?臨床心理学を教える経験の中から生まれた、心理臨床家を目ざす人のための新しいテキスト。
目次
臨床心理学とは何だろうか
臨床心理学から見て、「健康な心」とは何だろうか
心理療法はどのように始まるのだろうか
心理療法では何が起こっているのだろうか
心理療法はどのように終わるのだろうか
人間関係のなかで豊かに生きるために、臨床心理学は役立つのだろうか
特別なニーズをもつ子ども・人とその家族や所属集団に、臨床心理学は何を提供できるだろうか
いろいろな心理療法があるが、人間観、目標、視点はどのように異なるのだろうか
臨床心理学は、社会・文化とどのように関わっているのだろうか
臨床心理学における倫理・研究・専門性はどのようなものだろうか
心理臨床家はどこで、どのような仕事をしているのだろうか
心理臨床家の大変なこと・やり甲斐は何だろうか
著者等紹介
園田雅代[ソノダマサヨ]
東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻修士課程修了。現職は、創価大学教育学部・大学院教授。人が自尊感情や自己表現力を育て、他者と気持ち良い関係を築いていけるための心理教育的働きかけや支援が、主な研究テーマ、かつ実践テーマ。最近は特に、対人援助従事者のためのセルフケアに力を入れている
無藤清子[ムトウキヨコ]
東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程単位取得満期退学。現職は、東京女子大学現代教養学部・大学院教授。高齢者介護の領域における、介護家族との心理臨床、専門職やコミュニティとの協働、および、高齢者虐待予防に関心をもって取り組んでいる。また、対人援助職の研修・養成における、ナラティヴ・セラピー/プラクティスを活かすことと倫理の学びにも関心を持っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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