出版社内容情報
●「臨床心理学研究法 全8巻」
第1巻 心理学の実践的研究法を学ぶ 下山晴彦・能智正博 編
第2巻 プロセス研究の方法 岩壁 茂 著
第3巻 フィールドワークの方法 谷口明子 著
第4巻 アナログ研究の方法 杉浦義典 著
第5巻 調査研究の方法 石丸径一郎 著
第6巻 一事例実験とメタ分析の方法 山田剛史 著
第7巻 プログラム評価研究の方法 安田節之・渡辺直登 著
第8巻 生物学的研究(神経心理学研究)の方法 松井三枝 著
内容説明
臨床群では、大きなサンプルを得にくく、また倫理的に研究できないことも少なくない。不安障害の人にかわって不安傾向の強い健常者を研究するなど、近似の対象者の研究から、役立つ知見が得られることも多い。アナログ研究の考え方から具体的な手法、研究例までを体系立ててわかりやすく解説した、初めての入門書。
目次
序章 アナログ研究とは何か
第1章 心理的障害というカテゴリの実在性
第2章 アナログ「症状」の記述研究
第3章 個人差を用いた異常心理学研究
第4章 実験を用いた異常心理学研究
第5章 個人差を用いた介入研究
第6章 実験を用いた介入研究
第7章 アナログ研究と臨床のリンク
著者等紹介
杉浦義典[スギウラヨシノリ]
愛知県出身。東京大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員を経て、2004年信州大学人文学部助教授。2007年10月より広島大学大学院総合科学研究科准教授。専門分野は異常心理学で、心配、強迫性障害、サイコパシーといった幅広い病理のメカニズムを認知心理学的なアイデアを用いながら研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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