内容説明
社会学ってなんなのさ?世の中のウソ・ホントをうたがうセンスを身につけよう。世の中のウラ・オモテをひっくり返してみたらどうなる?日常のデキゴトを皮膚感覚で「わかる」にはどうやって?常識と思い込みで固まった脳をシャッフルするために、性・悪夢・予言・魔力…と少々危ない橋を渡ります。何を話そうか迷っている先生、飽き足りない学生のあなたにおすすめのぶっとび新感覚テキスト。
目次
脱常識―社会学って何?
性―男と女の解剖学
悪夢―意図せざる結果
予言―予言の自己実現
魔力―ラベリング
葛藤―ダブル・バインド
演技―役割演技
家―食・結婚・家族
受苦―環境問題と公共性
倫理―自己決定性
法―国・ことば・貨幣
生―死んだつもりせ本気に生きてみる
著者等紹介
金菱清[カネビシキヨシ]
1975年生まれ。1995年関西学院大学社会学部に入学。1999年卒業、そのまま大学院へ進学。2005年社会学博士号を取得し、仙台にある東北学院大学教養学部にて教鞭をとりはじめる。2008年、著書『生きられた法の社会学―伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか』を新曜社から出版。2009年同書に第8回日本社会学会奨励賞著書の部を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kiho
8
「こうだろう…」と当たり前に思ってしまう所を、一歩立ち止まって色んな視点を持つ☆社会学の面白さと難しさに触れられる一冊…世の中の見方が一辺倒になってしまう危うさも感じつつ、一例一例楽しく読み進めました♪2014/12/11
shinobu
3
面白くて脳みそを刺激する良い本です。人は人と関わらないと生きられず、社会学は集団の常識を疑う学問。著者が自分より年下の学者さんなことにビックリしつつ、こういう人が出てくる社会学の未来に希望が持てた。こういう思考展開って、興味のある人がしてもしょうがなくて、興味ない真っ当に生きる普通の人にこそ必要だと思うんだけど、難しいかな。常識は集団で生きるには便利なツールだけど、時には疑ってかからないと、大切なことを見落とすと思うんだよね。2010/06/23
Humbaba
3
人の直感というものは鋭いこともあるが,それに頼りすぎると基本的に失敗する.思い込みというものは私たちの行動を強く縛るものであり,知らず知らずのうちに考え方を固定されている.そこから出て広い視点を持てるようになることが大切である.2010/05/20
ゆ
1
めっちゃ面白くて一気に読んだ。こんな先生の講義受けたかったなあ。2013/12/24
カッシーニ
1
面白い。 騙されてなお、納得の内容です。 常識を覆します。2013/01/24