江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つ (改訂新版)

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江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つ (改訂新版)

  • 小谷野 敦【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 新曜社(2008/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788511309
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1090

内容説明

前著『江戸幻想批判』で、江戸の性的自由、洗練された遊郭文化の実態を暴いて、インチキ「江戸ブーム」に強烈パンチを喰らわせた。しかし、いまなおそのブームは衰えない。ついに最後の鉄槌をくだすべく今回、聖なる遊女説、恋愛輸入品説にまで根底的批判を加えて、全面的に改訂増補したパワーアップ版をお贈りする。田中優子、川村湊、岸田秀の諸氏との対談・往復書簡も収録。

目次

序説 「江戸幻想」とは何か
第1部 「江戸幻想」の諸相
第2部 『江戸幻想批判』その後
近世とはどういう世界か―「江戸幻想」を批判する 対談・川村湊
江戸文化論を語る―対談・田中優子
「江戸の性愛」幻想を斬る―往復書簡・岸田秀

著者等紹介

小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年、茨城県に生まれる。1987年、東京大学文学部(英文学)卒業。1997年、同大学院比較文学比較文化博士課程修了。学術博士(超域文化科学)。1990~92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。1994年より大阪大学言語文化部講師・助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、文筆業。著書に『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学藝賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

5
図書館にて。ちくま新書『もてない男』と同じ年に刊行(1999年)。97年の『男であることの困難』の「私的フェミニズム論」5 フェミニズムの「前近代幻想」 から継続して論じられている。近代の悪は、近代に誕生したのではなく、近代の悪は前近代から育ちつつあった。なので、前近代のうち近代の悪に繋がらないところは自由だったのだ、みたいな理窟が批判されている。あとがきで小谷野氏は、何人かの女子大生から近世の遊郭や恋愛の研究がしたい(佐伯順子『遊女の文化史』の読者)と相談を受けた、という。2020/09/07

kokada_jnet

5
旧版を読んでいたので未読だったが。この「改訂新版」旧版刊行後の、論文や対談などを多数収録で、読んでよかった。著者の執拗な「江戸幻想派」への批判は壮絶さを極める。2010/01/24

のの

1
執拗さや語調がうっと思う部分もあるが、手法もいってることも参考になる。 江戸は近代の萌芽を見るか、美化されてる部分や、長い期間の一部の文化が誇張されてたりするしなぁ。 後世の人が小悪魔アゲハを読んだときにどう思うか、って想像。2011/11/16

とんび

1
執拗な追求はWebで炎上しがちな人っぽい感じではあるけど、真面目で論理的なだけでなくユーモアもあり、なかなか楽しく読めた。2010/08/24

パム

0
後半、岸田秀との往復書簡がメチャクチャ面白い。誠実に互いの相違疑問をぶつけていて、分かりやすい。岸田の「わたしが文献などは勝手に都合のいいものをもってこられると軽く見ているのと同じように、あなたは理屈なんてどうにでもこじつけられると馬鹿にしているかもしれません。このような見解の相違はどうにかなるものでしょうか」という言葉がすごく腑に落ちた。私は岸田秀派。前半は教養が無い身にはちと辛い。学者世間の暗黙の了解みたいなのも。男性支配はフェミ論壇では前提、とか言われても…。秀才的な回りくどい表現も読みづらかった。2014/04/18

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