生る

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  • サイズ B5判/ページ数 206p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784788511002
  • NDC分類 460.5
  • Cコード C1045

出版社内容情報



中村 桂子[ナカムラ ケイコ]
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内容説明

リンゴの樹の緑の葉の間に、いつの間にか出てきた小さな実が育ち赤くなっていく時、実が生ると言います。自然界は作るのでなく生るもの。それまでの時間の中で何が起きていたのだろう。そこにある“しくみ”や“きまり”を探します。

目次

TALK―生るを語るのは楽しい(理論と観測が明かす宇宙生成;脳の自己形成から人間を探る;音の響きにいのちのつながりを聴く ほか)
RESEARCH―生るから見えてくること(生命惑星学へ―惑星のなりたちから生命を考える;形が生まれる原理を見出だす;遺伝子が「一生を過ごす」場としてのゲノム ほか)
SCIENTIST LIBRARY(新しい方法の導入で発見を;生物時計のブラックボックスを聞く;発生から進化へ―ホヤから見えた生きものの時間 ほか)

著者等紹介

中村桂子[ナカムラケイコ]
JT生命誌研究館館長。1936年東京都生まれ。理学博士。東京大学理学部化学科卒。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授を歴任。生命誌の提唱者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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(2008,460.4)中村先生は前に「エンジン01」で講演を聞いたことがあり大好きです。ウイルスのことを知りたくて生物分野の本をいろいろ読んでいます。難しいのですが。この本の中に「地面の近くで生きる」ことの大切さが書かれてあります。伊東豊雄氏との対談で、「建築は『巣』を否定してきた」とあります。つまり、機能性>居心地の良さということ。超高層ビルを横に倒すという考えがこれまでなかったということです。「建築も自然の部分」という発想がこれから広まればいいのかもしれないと感じました。2020/04/06

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