進化発達心理学―ヒトの本性の起源

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 457p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788510968
  • NDC分類 143.04
  • Cコード C3011

内容説明

進化の諸原則は、発達においてどのように働くのか?発達は、進化においていかなる役割をはたすのか?進化心理学と発達心理学を統合する「進化発達心理学」の誕生。

目次

第1章 進化発達心理学
第2章 発達する心の新しい科学
第3章 歴史と論争
第4章 若さの利点
第5章 認知を分類する
第6章 学習への備え
第7章 社会的認知
第8章 すべては家族にある―親子、その他の関係性
第9章 相互作用、関係、集団
第10章 ホモ・ルーデンス―遊びの重要性
第11章 エピローグ―進化と発達

著者等紹介

ビョークランド,デイヴィッド・F.[ビョークランド,デイヴィッドF.][Bjorklund,David F.]
1976年、ノースカロライナ大学より発達心理学でPhD。現在フロリダ・アトランティック大学心理学教授。ドイツ、スペイン等の大学で客員教授として迎えられた。『子どもの思考』ほかの著作がある。発達心理学、教育心理学、認知心理学等の学術誌の編集委員。専門は、子どもの記憶・認知発達、発達霊長類学、進化発達心理学。ドイツ政府からアレクサンダー・フォン・フンボルト研究賞を受けるなど、研究と教育の業績に対して数々の賞を受賞

ペレグリーニ,アントニー・D.[ペレグリーニ,アントニーD.][Pellegrini,Anthony D.]
1978年オハイオ州大学よりPhD。現在ミネソタ大学教育心理学部教授。子どもの遊び、攻撃、言語発達について研究している。ミネソタ大学における、心理学と「行動の生物学的基盤グループ」の共同プログラムのメンバー。研究法、観察法についてのコースでも教えている。ジョージア大学時代の遊びの研究に対して、クリエーティブ・リサーチ・メダルを受賞

無藤隆[ムトウタカシ]
1946年生まれ。東京大学教育学部卒業、大学院で教育心理学を専攻。その後、東京大学新聞研究所、聖心女子大学、お茶の水女子大学を経て、白梅学園大学教授。発達心理学・教育心理学を専門とし、特に、幼児教育・学校教育への応用を行っている。教育現場への助言活動も行う。教育行政の委員の活動も多い。日本発達心理学会や日本質的心理学会の理事長でもある

松井愛奈[マツイマナ]
1974年生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程修了。博士(人文科学)。お茶の水女子大学客員研究員等を経て、大阪工業大学講師(非常勤)。専門は発達心理学、保育学

松井由佳[マツイユカ]
1977年生まれ。東京大学教育学部教育心理学コース卒業。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻中途退学。お茶の水女子大学非常勤研究員等を経て、医学・薬学を中心とした翻訳業の他、ニュージーランドとの文化交流活動に従事している。日本翻訳連盟ほんやく検定(医学・薬学分野)1級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rootport Blindwatchmaker

4
著者らが主張する「進化発達心理学」の入門的な教科書。硬めの翻訳文も相まって読破にはそれなりの覚悟が必要だ。本書の前半は進化論を心理学に当てはめることの妥当性についての議論に費やされているが、あらかじめドーキンスやピンカー、バスの本を読んでいないと理解に苦労すると思う。既存の進化心理学は「大人の心理」に焦点を当てがちだったが、そういう大人の心理の発達過程にも進化論の光を当ててみよう!というのが著者らの主張。ヒトは子供時代の長い動物であり、子供の心理にも当然、淘汰が働いたはずである。満足感の高い一冊だった。2018/06/07

ひめ

1
院の勉強のために読んだ。本当は勉強のため、とかじゃなくてじっくり読めたら良かったなと思う。2012/08/10

Kanako Nagayama

1
心理学史2012/03/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/194272
  • ご注意事項