ラーニング・アロン―通信教育のメディア学

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  • サイズ A5判/ページ数 361p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788510913
  • NDC分類 379.7
  • Cコード C1037

出版社内容情報

 情報社会ともメディア社会とも呼ばれる現在、高校では教科「情報」が講じられ、大学ではeラーニングの活用がさかんに喧伝されている。今では新聞(news)はインターネットのサイトで読むものだと考える学生も珍しくない。つまり、新聞紙(Newspaper)を「新聞」と略称できた時代は終わろうとしてる。・・・中略・・・本書はこうした「通信」と「教育」の転換期にのぞんで、これまでの「通信教育」を総括し、新しいメディア教育のあり方を模索すべく企画された共同研究の成果である。(「はじめに」より)

内容説明

eラーニングにいたる「蛍雪」の系譜。学校教育の周辺に広がる通信教育ビジネス―資格取得や受験をめざす「孤独な学習」?その歴史を、明治の講義録から昭和の通信添削、放送教育、さらにインターネット利用まで、英米との比較もまじえて描出する画期的研究。

目次

第1部 学校教育の周辺(蛍雪メディアの誕生―勉強立身熱と講義録ブーム;ジェンダーでみる通信教育―女子講義録から男女平等教育まで;「放送=通信」教育の時代―国防教育国家から生涯学習社会へ;福祉としての通信教育―勤労青年かた引きこもりへ)
第2部 メディア社会の教育(日本宗教と通信教育―佛教大学と創価大学の躍進;社会通信教育の変容と「改善の知」の系譜―「地方改良」から「ビジネス・キャリア」へ;螢雪時代からベネッセの時代へ―受験生的公共性の構造転換;通信教育市場の広告論―ブランド化競争のゆくえ)
第3部 越境の可能性(イギリス高等教育におけるオープン大学―エリート主義とオープン性の相克;ホーム・スクールの伝統とヴァーチャル・スクールの革新―アメリカの初等中等教育における通信教育;テクノロジーは孤独な学習を可能とするか―「eラーニング」の登場とその展開)

著者等紹介

佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年、広島県生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。京都大学博士(文学)。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授など経て、京都大学大学院教育学研究科准教授。主要業績:『「キング」の時代』(岩波書店、2002年、日本出版学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞)、『言論統制』(中公新書、2004年、吉田茂賞受賞)など

井上義和[イノウエヨシカズ]
1973年、長野県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程退学。京都大学大学院教育学研究科助手、関西国際大学メディアセンター講師を経て、関西国際大学人間科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぽん教授(非実在系)

2
ロバート・パットナム『ボーリング・アロン(孤独なボウリング)』のタイトルをもじってる本書は、孤独な独学を支える通信教育システムが独学者同士励ましあうような読者投稿欄のような公共空間によって支えられていたことを前提としている。「蛍の光、窓の雪」方式では本来の必要性とは無縁な試験を突破するには心もとないのである。 こういった公共空間は戦後しばらくまで有効であったが、徐々に大衆社会化の流れと共にメディアの繋げる機能とは逆の遠ざける機能によって有効性を失っていく流れは逆説的で面白かった。ネット時代の考察に応用可。2015/05/25

おだまん

0
通信教育の歴史から現状からさまざまな角度から覗いた書。どういう方法であれ、学びが大切だっていうのは分かっているんだけど。2008/05/24

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