出版社内容情報
農村の再生を牽引してきた島根・愛媛・宮崎の3つの運動体に焦点をあてて、日本の有機農業運動の先見性と変革力を明らかにする。
目次
本研究の意義・視点・課題
第1部 日本の有機農業運動(有機農業運動の草創期;提携を軸とする有機農業運動;多様化する有機農産物の流通ルート―「運動」から「ビジネス」へ;転機に立つ提携運動―「90年調査」からみた到達点と問題点;有機農業の制度化・政策化;WTO体制下の有機農業運動)
第2部 有機農業運動の地域的展開(酪農農家の共同体を拠点とする有機農業運動―島根県奥出雲地域における流域自給圏の形成;柑橘農家集団が担う地域再生運動―愛媛県明浜町における有機農業運動;行政主導による有機農業の町づくり―宮崎県綾町における循環型地域社会の形成)
日本の有機農業運動の特質―歴史的意義と変革力
著者等紹介
桝潟俊子[マスガタトシコ]
1947年東京生まれ。1971年東京教育大学文学部社会学専攻卒業。国民生活センター調査研究部研究員を経て、寂徳大学大学院総合福祉研究科・総合福祉学部教授。博士(社会科学)。専攻は環境社会学、産業社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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