親と子の発達心理学―縦断研究法のエッセンス

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788510852
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C1011

出版社内容情報

本書は,本プロジェクトの中間報告書としての意味を込めて書き上げたものです。まずは,ご協力いただいたお母さま,お父さま,子どもたちへの報告書。そして,研究者としては駆け出しの私たちを支えてくださった先生方や研究仲間への報告書。さらに,これから,乳幼児家庭の訪問調査をしたい,縦断研究をしたい,共同研究をしたいという若い研究者の方々へは,ある研究の一例としての報告書です。一方で,ご協力いただいて得られたデータは莫大で,まだまだ分析しつくせません。その意味で,あくまで「中間」報告書なのです。(「はじめに」より)

内容説明

妊娠期から5歳まで、親子を継続的に追跡した「かんがるぅプロジェクト」。その研究ノウハウを全面公開!縦断研究によって明らかになった親と子(そして研究者)の発達の姿とは。

目次

第1部 縦断研究の方法―立ち上げ、実施、分析、フィードバック(プロジェクトを準備する;協力家庭への訪問のしかた;親子のやりとりについての観察のしかた;子育てについてのインタビューのしかた;分析のしかた ほか)
第2部 縦断研究から見えてきた親子の発達のすがた(「かんがるぅプロジェクト」―その概要と時代背景;胎児とのやりとり;父親役割の芽生え;子どもの誕生と夫婦関係の意味づけの変化;母親による子どもの代弁 ほか)

著者等紹介

岡本依子[オカモトヨリコ]
1968年生まれ、東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学。湘北短期大学保育学科准教授。研究テーマは親子コミュニケーションの発達、子育て支援

菅野幸恵[スガノユキエ]
1971年生まれ、白百合女子大学大学院文学研究科博士課程中途退学。青山学院女子短期大学子ども学科准教授。研究テーマは親になるプロセス、地域の中での子育て(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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三色かじ香

4
0歳0ヶ月から観察とインタビューを始めさせてもらうためには、妊娠期に声を掛けるだけではなく、そのタイミングで1回目のインタビューを行うことで印象づけておくこと、そうでなければ出産時は忙しかったり生活の変化が大きかったりで協力してもらいにくい、というのが、なるほど、と思いました。このように、子供の発達に関する縦断研究法のやり方のライフハックが沢山載ってて面白かったです。2020/12/05

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