出版社内容情報
プロローグ―現代日本の食の風景
1章 動物の食物分配―繁殖と生存のための分配
2章 霊長類の食物分配
3章 子どもから母親への食物分配―人類の場合
4章 やりとりの場としての食べることのはじまり―母子の哺乳・食事場面
5章 食事前の席とり行動
6章 「ミートボールあーる人、てーあげーてー」の謎
7章 共食が食欲をつくり、食物選択を形づくる
8章 食べることを学ぶ、教える
エピローグ―共食の原点
そもそも孤食が問題視されるのは、誰かと食べることが人間にとって当たり前の行動だ(だった)からである。私たちはなぜこの至極当たり前のことをしなくなったのか。誰かと共に食べることは当たり前の行動、つまり誰もが当然出来る行動と考えられているが、実はそうではなかったのか。本書では発達過程において共に食べること、つまり共食(きょうしょく)がいかに始まるかをみることによって、これらの疑問にこたえていきたいと思う。(「はじめに」より)
内容説明
“共食”の社会的経験はいつ始まりどのように発達してゆくのか―。母子や幼稚園・保育園での子どもたちの観察が示す一緒に食べることの意味と、“孤食”への警鐘。
目次
プロローグ 現代日本の食の風景
1 分配から共食へ(動物の食物分配―繁殖と生存のための分配;霊長類の食物分配;子どもから母親への食物分配―人類の場合)
2 共食からやりとりの場へ(やりとりの場として食べることのはじまり―母子の哺乳・食事場面;食事前の席とり行動;「ミートボールあーる人、てーあげてー」の謎)
3 共食から食物摂取へ(共食が食欲をつくり、食物選択を形づくる;食べることを学ぶ、教える)
エピローグ 共食の原点
著者等紹介
外山紀子[トヤマノリコ]
1965年、長野県生まれ。津田塾大学学芸学部准教授。1993年東京工業大学総合理工学研究科博士課程修了、学術博士。2000年津田塾大学学芸学部専任講師、助教授を経て、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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