発達としての“共食”―社会的な食のはじまり

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発達としての“共食”―社会的な食のはじまり

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  • サイズ B6判/ページ数 165,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788510838
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C1011

出版社内容情報

プロローグ―現代日本の食の風景
1章 動物の食物分配―繁殖と生存のための分配
2章 霊長類の食物分配
3章 子どもから母親への食物分配―人類の場合
4章 やりとりの場としての食べることのはじまり―母子の哺乳・食事場面
5章 食事前の席とり行動
6章 「ミートボールあーる人、てーあげーてー」の謎
7章 共食が食欲をつくり、食物選択を形づくる
8章 食べることを学ぶ、教える
エピローグ―共食の原点
 
 そもそも孤食が問題視されるのは、誰かと食べることが人間にとって当たり前の行動だ(だった)からである。私たちはなぜこの至極当たり前のことをしなくなったのか。誰かと共に食べることは当たり前の行動、つまり誰もが当然出来る行動と考えられているが、実はそうではなかったのか。本書では発達過程において共に食べること、つまり共食(きょうしょく)がいかに始まるかをみることによって、これらの疑問にこたえていきたいと思う。(「はじめに」より)

内容説明

“共食”の社会的経験はいつ始まりどのように発達してゆくのか―。母子や幼稚園・保育園での子どもたちの観察が示す一緒に食べることの意味と、“孤食”への警鐘。

目次

プロローグ 現代日本の食の風景
1 分配から共食へ(動物の食物分配―繁殖と生存のための分配;霊長類の食物分配;子どもから母親への食物分配―人類の場合)
2 共食からやりとりの場へ(やりとりの場として食べることのはじまり―母子の哺乳・食事場面;食事前の席とり行動;「ミートボールあーる人、てーあげてー」の謎)
3 共食から食物摂取へ(共食が食欲をつくり、食物選択を形づくる;食べることを学ぶ、教える)
エピローグ 共食の原点

著者等紹介

外山紀子[トヤマノリコ]
1965年、長野県生まれ。津田塾大学学芸学部准教授。1993年東京工業大学総合理工学研究科博士課程修了、学術博士。2000年津田塾大学学芸学部専任講師、助教授を経て、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kayak-gohan

23
本書を読むきっかけは、私が所属している一般社団法人日本産業カウンセラー協会の月刊誌「産業カウンセリング」2月号に[コミュニケーションと食卓―「食卓」が家庭以外でつくられる意味とは]という特集。発達心理学者の外山紀子さん(早大教授)はインタビュー記事〈「共食」が人を人らしくする〉で、本書の要点を紹介しながら共食の意義と重要性を訴えておられる。2018/03/16

TSUKIYO

2
卒研のために読了。いかに共食が人間独自のものなのか、共食はいつから獲得されるのか、読みやすくかつ興味深かった。2017/04/29

たらこ

1
「? 共食からやりとりの場へ」の中に出てくる、幼稚園・保育園での席とり行動や「○○あーる人、てーあげてー」という問いかけに関する研究が一番面白かった。食事場面における研究としてはかなり詳細に観察されており、問いを細分化しているため分かりやすい。2010/07/23

クロスリバーゴリラ

0
「共食」は他者との関わりや食物選択の学習といった食事を通して様々なことを経験できる重要な行為である。なのでなるべく機会を作りましょうといった内容。最後のパートは面白くてぐんぐん読めてしまった。 また引用される論文も面白そうなものが多かった。気になったものとしては、山口創「着席行動及び座席配置に関する研究の動向」や麻生武「"口"概念の獲得課程 : 一乳児の食べさせる行動の研究」などそんな研究あるんかいといった面白さもある。2023/05/20

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