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アコガレノブロンディ センゴニホンノアメリカニゼーション
憧れのブロンディ―戦後日本のアメリカニゼーション
岩本 茂樹【著】
新曜社
(2007/03/28 出版)
311p / 21cm / A5判
ISBN: 9784788510456
NDC分類: 361.5
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詳細
日本人の心を捉えて離さなかった漫画『ブロンディ』。
日本は戦後、アメリカをいかに咀嚼し、受け容れてきたか。
占領期の生活文化から考える日本の民主主義と異文化受容の様相。
第1部 『ブロンディ』とは(『ブロンディ』誕生;『ブロンディ』の内容分析;社会階層と『ブロンディ』)
第2部 敗戦直後の社会と『ブロンディ』(『ブロンディ』の日本上陸;日本でのブロンディ像;『ブロンディ』の社会的知覚とアメリカ)
第3部 現代日本と『ブロンディ』(『ブロンディ』と家庭生活;「家庭電化製品」普及のエネルギー;日本の異文化受容をめぐって)
現代の日本社会を語るうえで避けては通れないアメリカ。現代のネガティヴな社会現象は、しばしばアメリカ文化批判に結びつけて語られがちですが、はたして戦後の日本人が「アメリカ」に見たものは何だったのでしょうか。本書は、当時日本人の心を捉えて離さなかった漫画『ブロンディ』をもとに、アメリカという異文化を人々がいかに咀嚼し、受け容れてきたか、そのいきいきとした文化受容の様を、民衆の生活文化に光をあてて臨場感豊かに描き出し、「民主主義とは何か?」「異文化受容のあり方とは?」という、今なお議論がつくされてはいない大きなテーマに迫ります。
『ブロンディ』は現代においても、敗戦直後を描写する語りや映像の中で繰り返し登場する。この漫画が、当時の時代を醸し出すリアリティ付与装置となっていると言えよう。一方で、掲載当時の人々にとって憧れのアメリカ生活であった『ブロンディ』を現在の学生が見ると、総じて現代の生活を描いたものと知覚し、「理想の家庭」という答えまでが出されるのである。掲載時から五〇年を経過した『ブロンディ』が、それを知らない人々にこのように語られるとは、当時の読者はおそらく思いもしなかったであろう。このことは、『ブロンディ』研究が現代日本を照射する上でも意義のあるものと考える。(「はじめに」より)
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【関連書籍】
『 資本主義黒書 』 R・クルツ著 (上巻6930円 下巻4620円 2007)
『 戦争が遺したもの 』 鶴見俊輔、上野千鶴子、小熊英二著 (定価2940円 2004)
『 文化理論用語集 』 P・ブルッカー著 (定価3990円 2003)
著者紹介
岩本茂樹[イワモトシゲキ]
1952年生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学、2005年)。現在は、関西学院大学、関西大学などで非常勤講師。専門は、文化社会学、社会意識論、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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