出版社内容情報
現代社会の宗教性や宗教団体は多様な様相を見せている。二〇〇六年の正月三が日に三〇五万人の初詣者が東京の明治神宮を訪れた。警察庁の調べでは、全国の初詣者数は九七四七万人にもなる。お盆の時期に墓地や霊園に行けば、大勢の家族が墓参りをしている姿を見ることができる。こうした光景からは伝統的な宗教の存続をうかがうことができるが、他方で、家の中からは確実に神棚や仏壇が消えつつあるのも事実である。伝統宗教の持続と衰退と見える現象は、ひとつの社会的事実の異なった側面である。(「はじめに」より)
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【関連書籍】
『 神、人を喰う 』 六車由美著 (定価2625円 2003)
『 ワードマップ 神 道 』 井上順孝著 (定価2310円 1998)
『 日本人の宗教性 』 金児暁嗣著 (定価5775円 1997)
【新 刊】
『 人間改造論 』 町田宗鳳・島薗進編 (定価1890円 2007.9月)
内容説明
好評の入門書、全面的にパワーアップ!最新のデータを追加するだけでなく、構成も一新。世論調査や統計資料など基礎的な情報を通して立ち現れる現代日本社会における宗教の姿を、図表を駆使して明確に示す。
目次
第1章 日本人の宗教意識・宗教行動の六〇年
第2章 「信仰の有無」と「宗教は大切」の変化
第3章 信者数と宗教団体
第4章 宗教行動と宗教意識の変化
第5章 宗教・宗教団体に関する知識と評価
第6章 一九七〇年代の宗教ブーム?
第7章 若者の宗教性
第8章 諸外国との比較から見た日本人の宗教
著者等紹介
石井研士[イシイケンジ]
1954年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士課程単位取得満期退学。東京大学文学部助手、文化庁宗教課専門職員を歴任。國學院大學神道文化学部教授。博士(宗教学)。現代社会と宗教のかかわりを研究テーマとし、とくに戦後日本人の宗教性の変容の問題を扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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