内容説明
グローバルに広がる環境問題の解決に向けて、水俣・琵琶湖・メコン川での取り組みから、これからの公共的・実践的アプローチを提案。
目次
第1章 アジアと中国・環境問題の争点―メコン川セミナーから学んだもの(開発と環境をめぐる四つの問題;メコン川セミナーの経験 ほか)
第2章 近い水・遠い水―琵琶湖の事例から考える水環境の自治(水と人の関わり;「近い水」の世界 ほか)
第3章 水俣の経験と専門家の役割―公害と環境における公共性を問う(公害事件と上からの公共性;放置された被害者たちの運動 ほか)
第4章 河川と公共性―河川はだれのものか(自然の所有をめぐって;環境と公共性 ほか)
第5章 環境・公共性・東アジア―人間・社会環境学の実践的課題(環境・社会・生活への問い;「リージョナル」な問い ほか)
著者等紹介
西原和久[ニシハラカズヒサ]
名古屋大学大学院環境学研究科(社会学講座)教授
羅紅光[ラコウコウ]
中国社会科学院社会学研究所教授
嘉田由紀子[カダユキコ]
滋賀県知事
宇井純[ウイジュン]
元東京大学工学部助手・前沖縄大学名誉教授。故人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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