内容説明
イラク戦争後のバグダッドで増え続けるストリートチルドレンたち。日常的な暴力、心身を蝕むシンナーの蔓延など、彼らをめぐる状況は厳しい。気鋭の写真家がその中に飛び込み、等身大の姿を活写。子どもたちと接してきたボランティア高遠菜穂子さんのメッセージも収録。
目次
路上の出会い
ライフスタイル流行通信
タバコとハイダに見る近所関係
自傷と人間不信
食べ物の恨みは恐ろしい
ストリートの下剋上
サミーの彼女
マジッドの旅立ち
泣き虫ゼェア
暴走特急アームル
希望の大掃除と絶望の雨
ハビービの人生
ゼッキー姉弟
チグリス川の泥水風呂
インテリ通訳ジアッドの変貌
アッバスの挫折
泥棒と警察
路上の別れ
著者等紹介
会田法行[アイダノリユキ]
1972年生まれ。1996年、米国ミズーリ大学報道写真学科卒業。同年、朝日新聞社写真部(現・映像本部)に入社。2003年7月、同社退社後、ドキュメンタリーの撮影を中心に活動中。1994年、「全米報道写真チャンピオンシップ」(ハースト財団)フォト・ストーリー部門2位。2004年、ハナン・ゼッキーたちの写真で、「写真新世紀」(キャノン)佳作選出
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