内容説明
弾圧・抑圧といった視点から語られがちな戦前・戦時下の日本の軍隊とスポーツをめぐる関係性を多くの史料から描き直し、欧米の事例とも比較して、日本の特異性を浮き彫りにする。戦前から戦時下、敗戦へといたる過程での男性性や鍛錬・娯楽のバランス、そして皇室・軍隊・スポーツのトライアングルの変容を見定めて、軍隊とスポーツの新たな歴史を描き出す。
目次
第1部 戦前の軍隊とスポーツ(海軍とスポーツ;陸軍とスポーツ;デモクラシー時代の軍民関係;欧米の軍隊とスポーツ)
第2部 戦時下の軍隊とスポーツ(海軍とスポーツ;陸軍とスポーツ;軍隊とスポーツの日米比較)
著者等紹介
高嶋航[タカシマコウ]
1970年、大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科准教授。専攻は東洋史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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