内容説明
2016年7月26日早朝、相模原市の障害者施設で同所の元職員によって46人が殺傷された「津久井やまゆり園事件」が起こった。この衝撃的事件は私たち一人ひとりに何を突きつけたのか。それぞれの生きる場からの多様な発言をとおして、“共生社会”への明日を模索する問題提起の書。
目次
プロローグ 津久井やまゆり園事件と私たちの原点
第1部 重度知的障害者の生きる場をめぐって(被害者も加害者も社会から他者化された存在;障害をもった子どもが家族にいることをなぜ隠すのか;重度知的障害者の生きる場さがしの人間模様―5・27津久井やまゆり園事件を考える相模原集会;地域にこだわり地域に生きる;入所施設は重度知的障害者の生きる場か―日本とスウェーデン)
第2部 措置入院者への警察の関与を問う―治安対策としての精神保健福祉法の改悪(社会がつくる精神障害;措置入院という社会的障壁;精神保健福祉法改正の過程から見える問題点;相模原事件から精神保健福祉法改正まで―抵抗の軌跡;精神科病院からの地域移行―現状と課題)
エピローグ 再び「共生」を問う
著者等紹介
堀利和[ホリトシカズ]
小学校4年生の時、清水小学校から静岡盲学校小学部に転校、東京教育大学附属盲学校高等部、明治学院大学、日本社会事業学校卒。参議院議員二期(社会党、民主党)。立教大学兼任講師。現在、特定非営利活動法人共同連代表。『季刊福祉労働』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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