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内容説明
戦後密造酒摘発事件の一つ大阪・多奈川事件。裁判資料に残された被告たちの来歴が、日本植民地支配の傷跡、冷戦下の朝鮮半島情勢、在日朝鮮人の生活権問題の非情をまざまざと語る。草の根運動の真価を戦後70年に問いかける生活史。
目次
第1部 多奈川一級酒(瓦の村から軍需工場の町へ;敗戦/解放と「多奈川一級」酒;「暁の急襲」と多奈川事件)
第2部 酒がつなぐ暮らし・人・生き様(生きんがために;受け継がれていくもの;路地の横道)
著者等紹介
伊地知紀子[イジチノリコ]
1966年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科教員。専攻は朝鮮地域研究、生活世界の社会学、文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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