目次
第1部 アメリカ帝国―正義なき世界(「戦争は平和、平和は戦争」‐帝国のドクトリン―何が始まっているのか、そして私たちはどこにいるのか;帝国の戦争とアジア―アジア平和連合(APA)の出発によせて
暴力の悪循環を断つために―「なぜ」と問い、巨船の舵を切りかえるとき ほか)
第2部 グローバル民主主義と民衆の連合(分水嶺としてのシアトルの闘い;グローバル化と冷戦後の米国戦略;「資本主義」を乗り越える、「市場」を再生する、「市民社会」を疑う ほか)
第3部 冷戦後にアジアを読む(近代日本と中国革命―戦後日本国家批判と世界共産主義運動の総括の視覚から;光州決起は日本社会にどのように受け止められ、影響を与えたか;冷戦後の台湾と東アジア―民衆の安全保障の立場から ほか)
著者等紹介
武藤一羊[ムトウイチヨウ]
1931年東京生まれ。東京大学文学部中退。初期の原水禁運動の専従、ジャパン・プレス社勤務などを経て、60年代べ平連運動に参加。1969年、英文雑誌『AMPO』創刊、1973年、アジア太平洋資料センター(PARC)設立にかかわる。1996年まで代表、共同代表を務め、国際プログラム「ピープルズ・プラン21」を推進。1998年、ピープルズ・プラン研究所を設立、現在共同代表。2001年、アジア平和連合(APA)の創設を推進、現在運営委員。1983年‐2000年、ニューヨーク州立大学(ビンガムトン)社会学部教員
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