アカデミズム史学の危機と復権

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アカデミズム史学の危機と復権

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784220236
  • NDC分類 210.01
  • Cコード C3021

内容説明

近代日本の歴史研究において、中心的存在であったアカデミズム史学は、いかなる時代状況のなかで生まれたのか。他の学問との競合、研究と教育のジレンマ、国家や社会との緊張関係―「国体」を正当化することと、「科学」であることという二つの任務を負わされたアカデミズム史学は、南北朝正閏問題という危機を経て、ある結論にいたる。坪井九馬三、黒板勝美らアカデミズム史学に連なる歴史家たちの実践から、無思想ともみなされてきた存在の思想性に迫る。

目次

序章
第1章 アカデミズム史学の成立―ナショナリズムと「純正史学」
第2章 「純正史学」の組織化と矛盾―学会の設立と地方史学
第3章 南北朝正閏問題をめぐる論理―歴史観と道徳論の相克
第4章 アカデミズム史学の危機と復権―南朝正統論への転換がもたらした歴史学の自立
第5章 黒板勝美の通史叙述―アカデミズム史学による卓越化の技法と“国民史”
第6章 アカデミズム史学と歴史意識の近代―『足利市史』をめぐって
終章

著者等紹介

廣木尚[ヒロキタカシ]
1977年生。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、早稲田大学大学史資料センター講師(任期付)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Pyonkichi

3
近代日本においてアカデミズム史学が他の歴史叙述からいかにして卓越性を確保したのか、またそうして形成されたアカデミズム史学はどのような特質を帯びたのかを論じた研究。刊行から間もないが史学史の基本文献として長く読まれる優れた内容だと思う。南北朝正閏論争の位置付けは、以後本書の提示した枠組み抜きに論じることはできないだろう。個人的には、足利市史を通してアカデミズム史学と地方の関係を論じた第六章が秀逸と思った。2022/10/13

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