大航海時代の海域アジアと琉球―レキオスを求めて

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大航海時代の海域アジアと琉球―レキオスを求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 600p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784219896
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C3020

内容説明

大航海時代、海域アジアへ進出したヨーロッパの航海者や現地で勤務した商務官などがもたらす情報により、この地域に対するヨーロッパの地理情報は飛躍的に発達した。一方この時期の東南アジアは「交易の時代」を迎え、中継貿易で栄えた琉球王国も盛んに活動していた。こうしたなかでヨーロッパ人たちが探し求めた伝説的なレキオス(琉球)も現実の地理認識のなかに組み込まれていく。本書ではこれまで十分に活用されてこなかったヨーロッパの文献、地図などを縦横に用いることで、海域アジアの全体状況、ヨーロッパにおける地理認識の変化、さらに漢籍等の公式的な史資料からではとらえきれない古琉球期の琉球王国の活動を多角的に解明する。

目次

古琉球海外交流史とヨーロッパ史料
第1部 世界図と東アジア(世界図の発達と東アジア―プトレマイオス図からカヴェリ図まで;フランシスコ・ロドリゲスの地図(1)―ポルトガルの海域アジア進出と世界図
フランシスコ・ロドリゲスの地図(2)―最初のポルトガル系東アジア図
ジパングとパリオコ―大航海時代初期の世界図と日本)
第2部 ゴーレスとレキオス(ゴーレス再考(1)―アル・グールとゴーレス
ゴーレス再考(2)―その語源問題をめぐって
マラッカの琉球人(1)―『歴代宝案』にみる
マラッカの琉球人(2)―ポルトガル史料にみる)
第3部 レキオスを求めて(レキオスは何処に―ポルトガル人の琉球探索と情報収集;マゼランとレキオス―スペインのアジア進出と琉球認識;レキオス到達(1)―一五四二年、ポルトガル人の琉球漂着
レキオス到達(1)―琉球情報の伝播と変容)
大航海時代の琉球王国

著者等紹介

中島楽章[ナカジマガクショウ]
1964年長野県に生まれる。1989年3月早稲田大学文学研究科修士課程修了。1998年博士(文学)(早稲田大学)。現在、九州大学大学院人文科学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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崩紫サロメ

25
大航海時代の琉球については、『歴代宝案』など漢文史料を中心としていたが、その限界を感じ、10年ほど前から独学でポルトガル語を習得し、リスボンに滞在し、漢文史料をポルトガル語史料と併せ読むことで新たな琉球像を浮かび上がらせたものである。その呼称にしても「高麗」にちなむ「ゴーレス」がポルトガルでは長く用いられており、それが琉球に基づくレキオスに変化していくなど、東アジアのネットワークの一端が見える。2022/09/05

black_black

12
ポルトガルやスペインの史料を中心に見た大航海時代の古琉球の位置付けや東南アジア、東アジアとの貿易についての研究書。西欧諸国からは未知であったアジア海域の世界が開けていく中で、民間貿易ではなく国が中心となって官製貿易の手法を採った琉球(レキオス)は外国港市での上品な振る舞いや、自国の場所のことを語らないなどミステリアスな存在でもあり、海洋貿易国家として着実に地盤を築きながらも繁栄と衰退の道をたどった古琉球の姿にはロマンを感じる。当時の海域アジアの現実と想像が入り混じった地図などの資料群もとても面白かった。2023/03/18

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